「離職票が届かない…」
「これじゃ国保に入れないじゃない!」
「無保険のまま病院に行けなくなっちゃう…」
退職後、国民健康保険に加入しようとしたら、離職票がまだ届いていない。
「離職票がないと国保に入れない」と思っている方、多いんじゃないでしょうか。

でも、安心してください。
離職票がなくても、国民健康保険には加入できます!
実は、離職票は国保加入の必須書類ではないんです。
この記事では、「離職票がないと国保に入れない」という誤解を解消します。
離職票の代わりに使える書類、手続きの方法、離職票が本当に必要な場面まで、徹底的に解説します。
離職票がないと国保に入れない?それは誤解です
まず、最も大切なことをお伝えします。
「離職票がないと国保に入れない」というのは誤解です。
離職票は国保加入の必須書類ではない

国民健康保険の加入に本当に必要な書類は、以下の2つです。
離職票は「退職日がわかる書類」の1つではありますが、他の書類でも代用できるんです。
つまり、離職票がなくても、代わりの書類があれば問題なく国民健康保険に加入できます。

えっ!?離職票がなくても大丈夫なの!?

そうにゃ!離職票は便利だけど、必須じゃないにゃ。他の書類で代用できるにゃ。
なぜ「離職票がないと入れない」と思われているのか

では、なぜ「離職票がないと国保に入れない」という誤解が広まっているのでしょうか。
理由は2つあります。
理由①:離職票は退職を証明する代表的な書類だから
離職票は、退職したことを証明する書類として最も一般的です。
そのため、「退職の証明=離職票」というイメージが強く、「離職票がないとダメ」と思い込んでしまうんです。
理由②:失業保険の手続きと混同している
離職票は、失業保険(雇用保険の基本手当)の申請には必須です。
この「失業保険には離職票が必須」という情報と、「国保加入」を混同している人が多いんです。
無保険期間を作らないことが最優先

離職票を待っている間に、無保険期間が長くなってしまうのは危険です。
無保険期間中に病気やケガをしたら、医療費が10割負担になってしまいます。
風邪で病院に行っただけでも、数万円の出費になることも。
だからこそ、離職票を待たずに代替書類で早めに加入手続きすることが大切なんです。
離職票がないときに国保加入で使える代替書類
では、離職票の代わりに何を使えばいいのでしょうか。
具体的な書類を紹介します。
代替書類①:健康保険資格喪失証明書(最も確実)

離職票の代わりとして最も確実なのが、健康保険資格喪失証明書です。
これは、会社の健康保険(社会保険)をいつ辞めたかを証明する書類で、退職した会社または加入していた健康保険組合が発行します。
会社の総務や人事部門に「健康保険資格喪失証明書を発行してください」と依頼すれば、ほとんどの会社がすぐに対応してくれます。
代替書類②:退職証明書

2つ目の選択肢が退職証明書です。
これは、会社が「いつ退職したか」を証明する書類で、退職した会社が発行します。
多くの自治体で、退職証明書でも国民健康保険の加入手続きができます。
退職証明書に必要な記載内容
・退職日(必須)
・氏名
・会社名
・会社の押印
・発行日
健康保険資格喪失証明書と同様、会社に依頼すれば比較的早く発行してもらえます。
代替書類③:その他の補足書類

自治体によっては、以下の書類を補足書類として認めてくれる場合もあります。
・給与明細(最終月のもの)
・源泉徴収票
・社会保険資格喪失届のコピー
ただし、これらは単独では受け付けてもらえないことが多いので、必ず事前に市区町村の窓口に電話で確認しましょう。

健康保険資格喪失証明書って、どこに頼めばいいの?

退職した会社の総務や人事部に電話して「健康保険資格喪失証明書をください」と頼めばOKにゃ。
離職票がないと国保に入れないと思ったときの対処法
では、実際に離職票がない状態で国保に加入する手順を見ていきましょう。
対処法①:すぐに市区町村の窓口に電話する

離職票がないことに気づいたら、まず市区町村の国民健康保険課に電話してください。
「離職票がまだ届いていないんですが、国保に加入できますか?」と聞けば、代替書類について教えてもらえます。
電話で確認すること
・離職票なしで手続きできるか
・どの書類なら使えるか
・窓口の受付時間
・必要な持ち物は何か
自治体によって対応が微妙に異なるので、必ず事前確認しましょう。
対処法②:会社に代替書類の発行を依頼する

窓口で必要な書類を確認したら、次は退職した会社に連絡します。
「国民健康保険の加入手続きに必要なので、健康保険資格喪失証明書(または退職証明書)を発行してください」と依頼しましょう。
ほとんどの会社は快く対応してくれます。
対処法③:必要書類を揃えて窓口で手続き

書類が揃ったら、市区町村の窓口に行って加入手続きをします。
手続きは15〜30分程度で完了します。
保険証は後日(通常1週間以内)に郵送されてきます。
離職票がないと本当に困る場面はこの2つ
国保加入には離職票は不要ですが、本当に離職票が必要な場面もあります。
しっかり確認しておきましょう。
困る場面①:失業保険の申請

離職票が絶対に必要なのが、失業保険(雇用保険の基本手当)の申請です。
失業保険は、ハローワークで申請しますが、その際に離職票がないと受け付けてもらえません。
失業保険をもらう予定がある人は、離職票が届き次第、すぐにハローワークに行きましょう。
困る場面②:国民健康保険料の減免申請

もう1つ、離職票が必要になるのが国民健康保険料の減免申請です。
失業した場合、国民健康保険料を軽減してもらえる制度がありますが、この申請には離職票が必要なんです。
つまり、国保への加入自体は代替書類でできても、保険料を安くしてもらうには離職票が必要ということ。
離職票が届いたら、必ず保管しておきましょう。

国保の加入は離職票なしでいいけど、減免には必要なのね…

そうにゃ。だから、国保には先に加入して、離職票が届いたら減免申請するのがベストにゃ。
離職票がないと国保に入れないと思ったときのよくある質問
離職票と国保加入についてよくある質問に答えます。
Q1:離職票が届くまで何日くらいかかる?

A:通常は退職後10日〜2週間程度です。
会社がハローワークに手続きをして、ハローワークから郵送されるので、早くて10日、遅いと2週間以上かかることも。
2週間経っても届かない場合は、会社に連絡して状況を確認しましょう。
Q2:雇用保険に入っていなかったら離職票はもらえない?

A:はい、雇用保険に未加入だと離職票は発行されません。
パートやアルバイトで、週の労働時間が短かった場合などは、雇用保険に入っていないことがあります。
この場合は、離職票は最初から存在しないので、健康保険資格喪失証明書か退職証明書を使って手続きしてください。
Q3:離職票を紛失したらどうなる?

A:再発行できます。
離職票を紛失した場合は、ハローワークで再発行の手続きができます。
ただし、再発行には時間がかかるので、国保加入は代替書類で先に済ませましょう。
離職票がないと国保に入れない?誤解を解消:まとめ
「離職票がないと国保に入れない」というのは誤解です。
離職票がなくても、代替書類を使えば問題なく国民健康保険に加入できます。

この記事のポイント
・離職票は国保加入の必須書類ではない
・健康保険資格喪失証明書が最も確実な代替書類
・退職証明書でも手続き可能
・無保険期間を作らないことが最優先
・市区町村の窓口に事前確認する
・会社に代替書類の発行を依頼する
・失業保険申請には離職票が必須
・国保料の減免にも離職票が必要
・離職票が届いたら大切に保管
最も大切なのは、離職票を待たずに早めに行動することです。
無保険期間が長くなると、病院に行けない、保険料が遡って請求されるなどのリスクがあります。
「離職票がないから手続きできない」と諦めずに、すぐに代替書類を準備して加入手続きを進めましょう。
離職票は、失業保険や減免申請で後から使えますから、届いたら大切に保管してくださいね。

離職票がなくても大丈夫って分かって安心したわ!明日すぐに会社に電話するわね♪

その意気だにゃ!健康保険資格喪失証明書をもらって、早めに国保に加入するにゃ!応援してるにゃ!

