「離職票を受け取ったけど、いつまでに使えばいいの?」
「有効期限ってあるのかな…」
「古い離職票は使えなくなっちゃうのかしら…」
退職後にハローワークに行こうと思っても、離職票の有効期限のことが心配で、なかなか動き出せない主婦の方も多いのではないでしょうか。

実は、離職票そのものには有効期限がないんです。
ただし、失業手当を受け取るための申請には、退職日の翌日から1年以内という期限が存在するんですよ。
この記事では、離職票の有効期限に関する誤解を解き、失業手当申請の本当の期限と、知らないと損する手続きのタイミングを詳しく解説しています。
「期限に間に合わなかった…」という後悔を避けるために、今からチェックしておきましょう。
離職票自体には有効期限がない。ただし使用には期限あり
まず最初に、大きな誤解を解いておきましょう。
多くの人が「離職票は期限が切れると使えなくなる」と思い込んでいますが、それは半分正解で半分は間違い。正確には、離職票の書類そのものには期限がないというわけです。
離職票に有効期限はない理由

離職票(離職票-1と離職票-2)は、公式な身分証明書のような書類。
つまり、紙切れではなく、会社が従業員の退職を証明する正式な文書なんです。
こうした性質の書類には、通常、使用期限を設けません。だから古い離職票でも「その書類自体は有効」というわけ。
実際、紛失して後から再発行を求めた場合でも、会社は退職から4年間の間なら応じる義務があるんですよ。
失業手当申請に関わる有効期限は別

重要なのは、失業手当を受け取るための申請に期限があるという点。
離職票そのものは永遠に有効でも、それを使ってハローワークで失業手当の手続きをする場合は、退職日の翌日から1年以内に申請しなければいけません。
この期限を過ぎると、離職票がどんなに完璧でも、失業手当の申請はできなくなっちゃう。つまり、受け取れるはずだった給付金が、全部パーになる可能性があるわけです。
離職票の記載内容を確認すること

離職票が到着したら、まず内容をしっかり確認しておくことが大切です。
特に確認すべきポイントは、退職の理由が正しく記載されているかどうか。自分が「やむを得ない理由で退職した」と思っていても、会社側の記載が「自己都合退職」になっていたら、受け取れる失業手当の日数や給付開始時期が大きく変わってくるんですから。
誤りや疑問があれば、前の会社に確認して修正をお願いしましょう。その修正のやり取り自体に時間がかかることもあるから、早めの対応が必須。

え、離職票そのものに期限はないの?でも何か期限があるんですよね…

そうなんだにゃ。書類そのものじゃなくて、失業手当の申請に期限があるんだにゃ。だから気をつけるにゃ!
失業手当の申請期限は退職日の翌日から1年以内
では、実際のところ、いつまでに何をしなければいけないのか?
ここが最重要ポイントです。
退職日の翌日から1年以内がデッドライン

失業手当を受け取りたいなら、退職日の翌日から1年以内にハローワークへ申請しなければいけません。
この期限は、離職票そのものの有効期限ではなく、「失業給付を受ける権利を失わないための期限」なんだと考えてください。
1日でも過ぎてしまえば、それまでもらえるはずだった給付金は全部なくなってしまう。極端に聞こえるかもしれませんが、そのくらい重要な期限ですよ。
ハローワークに行くまでのタイムスケジュール

退職から1年以内というのは分かったけど、実際はどんなタイムテーブルで進むのか知りたいですよね。
通常は、退職から10〜14日後に会社から離職票が郵送で届きます。
到着したら、できるだけ早く内容を確認して、ハローワークへ向かう。この一連の動きをスムーズに進めることで、失業手当の給付開始も早くなる仕組み。
離職票と失業手当のタイムライン
① 退職日(例:1月15日)
② 退職後10日以内に会社がハローワークへ離職証明書を提出
③ 退職から10〜14日後に離職票が自宅に到着
④ 離職票到着後、内容を確認
⑤ ハローワークで失業手当を申請(最後の期限:翌年1月14日)
⑥ 7日間の待機期間、その後給付開始
つまり、離職票が手元に到着してから申請までに時間的な猶予は、最大で11ヶ月弱。
これなら焦る必要はないように見えるかもしれませんが、人生って予測できないことが起こるもの。健康上の理由で動けなくなるかもしれません。子どもが急病になるかもしれません。だからこそ、「いつでも動き出せるように準備をしておく」ことが大事。
離職票が届かない場合の対処法

ここで注意しておくべきことの一つに、「離職票が届かない」という事態があります。
郵送事故もあれば、会社の手続きが遅れていることも。通常、退職から14日程度で届くはずですが、20日以上経ってしまうこともあるんですよ。
そんな時は、焦らずに会社の人事部に連絡してみてください。郵送状況を確認してもらったり、再送付をお願いしたりできます。
それでも届かない場合は、ハローワークに「離職票が届かないが、失業手当の申請をしたい」と相談すれば、対応してくれることもあります。ただし早めの相談が重要。1年の期限に追い詰められてからでは、対応の手立てが限られてしまいますから。

1年以内に申請しないと、もうもらえなくなっちゃうんだ…注意しなきゃ!

そう。だから離職票は届いたらすぐに確認するが吉だにゃ。待ってる間に時間が過ぎちゃうからにゃ。
離職票と離職証明書。似てるけど役割が違う
ここまで「離職票」という言葉を何度も使ってきましたが、実は関連する書類がもう一つあるんです。
「離職証明書」という書類。これと離職票をごっちゃにしている人も多いので、ここで整理しておきましょう。
離職票と離職証明書の違い

離職証明書は、会社がハローワークに提出する書類。退職者の離職理由や勤続年数などを記載して、ハローワークに報告するものなんですよ。
一方、離職票は、ハローワークが離職証明書に基づいて作成し、本人に交付する書類。つまり、本人がハローワークで失業手当を申請する際に使うのが離職票というわけ。
会社から直接届く書類は「離職証明書」ではなく「離職票」。もし離職証明書を受け取ったのなら、それは会社が間違えて渡してしまった可能性もあります。
会社の提出期限も決まっている

実は、本人が申請する期限だけじゃなくて、会社側にも期限があるんです。
会社は、退職の翌日から10日以内に、ハローワークへ離職証明書を提出する義務がある。
この期限を会社が守らないと、ハローワークから離職票が発行されず、本人が申請したくてもできない状況になっちゃいます。
だから、もし退職から2週間以上経つのに離職票が届かないなら、会社がこの期限を守っていない可能性があるんですよ。その場合は、遠慮なく会社に確認を取ってください。
離職票の再発行はいつまで可能?
万が一、受け取った離職票を紛失してしまったら?
実は、それは大事ではないんです。
紛失しても再発行できる

離職票を無くしてしまっても、落ち着いてください。
会社に「離職票を紛失してしまった。再発行してもらえますか?」と連絡すれば、大抵は対応してくれるんですよ。
ただし、会社は退職から4年間の間だけ、離職証明書を保管しておく法的義務があります。つまり、4年を過ぎると再発行ができなくなる可能性があるというわけ。
複数の用途がある離職票

ちなみに、離職票は失業手当の申請だけに使う書類じゃありません。
転職先の会社に提出することもあれば、国民健康保険の加入手続きで必要になることもあります。
だから、到着してすぐに失業手当の申請に使ってしまうのではなく、まずはコピーを取っておくのが安心。万が一のことを考えると、複数の用途に対応できるようにしておく配慮が、後々の手続きをスムーズにするんですよ。

あ、紛失しても再発行できるんですね!それは安心…

ただし4年を過ぎたら再発行ができなくなるから気をつけるにゃ!早めに行動することが大事だにゃ!
よくある不安と質問。ここで解決
離職票と有効期限について、主婦の方からよく寄せられる質問をまとめました。
古い離職票は本当に使える?

はい、古い離職票でも使えます。
ただし、失業手当を申請するなら、その書類が発行された時点から1年以内に申請する必要があります。
つまり、5年前の離職票を今持っていても、それを使ってハローワークで申請することはできない、ということ。書類そのものは有効でも、申請期限が既に過ぎているから、という理由でね。
申請のタイミングで受給金額は変わる?

基本的には変わりません。
失業手当の金額は、退職前の給与額で計算されるため、申請のタイミングがいつであっても金額自体は同じ。
ただし、給付開始までの期間は変わります。自己都合退職なら、申請から2〜3ヶ月後が給付開始となるため、申請を後回しにすると、その分給付開始も遅れる、という仕組みになってるんですよ。
扶養に入りながら失業手当は受給できる?

これは失業手当の金額によります。
失業手当の日額が3,611円以下なら、扶養に入ったまま受給することができるんです。
ただし3,612円以上だと、扶養から外れる手続きが必要になってくる。夫の会社に連絡して、配偶者として認識してもらえなくなるということ。その後は国民健康保険に加入することになります。

あはは、でも何か複雑ですね…

複雑に見えるけど、ポイントだけ押さえれば大丈夫だにゃ。わからないことはハローワークで聞くのが一番にゃ。
離職票の有効期限と失業手当。重要な期限は退職後1年以内
長い説明になってしまいましたが、大切なポイントをもう一度整理しておきましょう。

離職票という書類そのものには、使用期限がない。
しかし、失業手当を受け取りたいなら、退職日の翌日から1年以内にハローワークで申請しなければいけません。この期限を過ぎると、受給する権利そのものが消滅してしまいます。
退職後、慌ただしい日々が続くと思います。でも、このタイミングを逃すと、本来なら受け取れるはずだった給付金が手に入らなくなる可能性があるんです。
だから、離職票が届いたら、その日のうちに内容を確認して、可能な限り早くハローワークへ足を運ぶことをおすすめします。
離職票と失業手当について、もっと詳しく知りたいことがあれば、最寄りのハローワークで相談してみてくださいね。
主婦の再就職支援を専門とするしごママでは、失業手当の受給方法から再就職活動まで、幅広い情報を発信しています。離職票の有効期限の話だけじゃなくて、その後のキャリア形成についても知りたい方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。あなたの再スタートを全力でサポートしますよ。
不安なことばかりだと思うかもしれませんが、きちんと手続きを進めれば何も怖くありません。
失業手当は、あなたの権利。それを存分に活用して、次のステップに進むための土台を作ってくださいね。

よし!離職票が来たらすぐに確認して、ハローワークに行くぞ♪

その調子にゃ!期限を逃さずに、しっかり受給権を確保するんだにゃ!応援してるにゃ!

