「子どもが幼稚園に行き始めたから、そろそろパートを始めたい」
「家事と両立できるパートって、どんな仕事があるの？」
「ブランクがあるけど、未経験でもできるパートはある？」

子持ち主婦でパートを探しているあなた、こんな疑問を抱えていませんか？

実は、子持ち主婦に人気のパートには、いくつかの共通点があるんです。

短時間勤務OK、土日休み、子どもの急な発熱にも対応してもらえる。こんな条件を満たすパートを選べば、家事や育児と無理なく両立できます。

子持ち主婦のパート選び。6つのポイント

パートを選ぶ前に、子持ち主婦が押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

①勤務地が自宅から近い

通勤時間は、片道15分以内が理想です。

保育園や幼稚園のお迎え時間に間に合うよう、勤務地は自宅から近い場所を選びましょう。通勤に時間がかかると、家事や育児の体力が削られてしまいます。パートを辞める理由の多くは、勤務地の遠さなんです。

②勤務時間の融通がきく

子どもの急な発熱、学校行事、病院の付き添い。柔軟に休みが取れる職場を選びましょう。

「1日4時間」「週3日」など、短時間勤務や週2〜3日勤務OKの職場なら、家事や育児との両立がしやすいです。残業や休日出勤が少ない仕事を選ぶことも大切です。

③未経験でも始めやすい

ブランクがあっても大丈夫。「未経験OK」「経験不問」の求人を選びましょう。

研修制度が充実している職場なら、安心してスタートできます。家事や育児で培ったスキル（段取り力、コミュニケーション力）も、立派な強みになります。

④主婦が多く働いている

主婦が多い職場は、子育てへの理解があります。

「お互い様」の雰囲気があり、急な休みも取りやすいです。同じ境遇の仲間がいると、働きやすさが全然違います。面接時に「主婦のスタッフは何人いますか？」と聞いてみるのも良いでしょう。

⑤扶養の範囲内で働ける

配偶者控除を受けたいなら、年収103万円以下に抑える必要があります。

目安は月収8.5万円程度まで。交通費は含まれませんが、繁忙期の残業や賞与には注意が必要です。社会保険に入りたくないなら、年収130万円以下を意識しましょう。

⑥土日休みが取れる

家族との時間を大切にしたいなら、土日休みの仕事を選びましょう。

子どもの学校行事や家族のイベントに参加できます。土日勤務OKの仕事は時給が高いことが多いですが、家族との時間も大切にしたいですよね。

子持ち主婦におすすめのパート10選

ここからは、子持ち主婦に人気のパートを10個ご紹介します。

①事務職｜デスクワークで体力的にラク

一般事務、経理事務、人事事務など、事務職は子持ち主婦に一番人気。

土日休みの職場が多く、残業も少なめ。座り仕事なので体力的にラクです。テレワークができる職場もあり、柔軟な働き方ができます。時給は1,000〜1,400円程度。

②スーパーのレジ・品出し｜短時間勤務OK

スーパーのレジや品出しは、未経験でも始めやすく、主婦が多い職場です。

1日4時間、週3日からOKの求人も多数。早朝、午前、午後など、時間帯を選べます。子どもの送迎時間に合わせやすいのが魅力。時給は900〜1,200円程度。

③飲食店｜ランチタイムのみもOK

ファミレス、カフェ、ファストフードなど、ランチタイムのみの勤務もできます。

家事のスキルが活かせて、まかないが出る店もあります。キッチンかホールか選べる場合も。子どもが学校に行っている間だけ働けるので、両立しやすいです。時給は900〜1,300円程度。

④コンビニ｜早朝・深夜は時給が高い

24時間営業なので、自分の都合に合わせて時間帯を選べます。

早朝5〜8時、深夜22時〜は時給が高め。夫が在宅で子どもを見られる時間帯に働けます。覚える業務は多いですが、マニュアルがしっかりしています。時給は1,000〜1,500円程度（深夜は1,250円〜）。

⑤製造・軽作業｜黙々と作業できる

食品製造、検品、梱包など、接客が苦手な人におすすめ。

単調な作業が中心で、仕事を覚えやすいです。人員が多い職場なら、休みやすい環境。土日祝日休みの工場が多いです。座り仕事の検品・検査なら体力的にもラク。時給は950〜1,200円程度。

⑥保育補助｜子育て経験が活かせる

資格不要で働ける保育補助は、子育て経験が活かせます。

担任は持たず、正職員をサポートする仕事なので、精神的な負担が少ないです。定時で帰れる職場も多く、持ち帰り仕事もほぼありません。自分の子どもを同じ園に預けられる場合も。時給は900〜1,300円程度。

⑦介護パート｜短時間・週1〜OK

介護施設のパートは、短時間や週1〜3日など、柔軟な勤務形態が選べます。

レクリエーションや食事介助のサポートなど、できる範囲で働けます。人手不足の業界なので、求人が多く採用されやすいです。資格があれば時給もアップ。時給は1,000〜1,500円程度。

⑧ドラッグストア｜安定して働ける

品出し、レジ、接客など、覚えることは多めですが安定した業界。

社員割引で日用品が安く買えるメリットも。シフトの融通が利く店舗が多く、主婦が多い職場です。スキルアップすれば登録販売者の資格も取れます。時給は1,000〜1,300円程度。

⑨清掃スタッフ｜早朝・午前中のみ

オフィスビル、商業施設、ホテルなどの清掃は、早朝や午前中のみの勤務が多いです。

子どもが学校に行く前や、幼稚園に送った後に働けます。一人で黙々と作業するので、人間関係のストレスも少なめ。体力は使いますが、家事の延長で働けます。時給は900〜1,200円程度。

⑩コールセンター｜座り仕事で時給が高い

電話での受注受付、カスタマーサポートなど、座り仕事で時給が高めです。

研修がしっかりしていて、マニュアルも完備。在宅勤務OKの企業も増えています。短時間勤務も可能で、子育て中の主婦が多い職場です。時給は1,200〜1,800円程度。

パートで働くときの3つの注意点

パートを始める前に、知っておきたい注意点があります。

扶養の範囲を確認する

パート収入が一定額を超えると、配偶者の扶養から外れます。

年収103万円（所得税）、130万円（社会保険）、150万円（配偶者特別控除）の壁を理解しておきましょう。事前に扶養の範囲を確認し、家計全体での収支を考えることが大切です。

勤務条件をしっかり確認する

勤務時間、休日、残業の有無など、勤務条件をしっかり確認しましょう。

特に、子どもの学校行事や急な病気への対応について、職場の理解が得られるかどうかは重要です。面接時に「子育て中の方は他にもいますか？」と聞いてみるのも良いでしょう。

無理のない範囲で働く

最初から週5日フルタイムで働こうとすると、家事や育児との両立が難しくなります。

まずは週2〜3日、1日4時間から始めて、慣れてきたら徐々に増やすのがおすすめ。無理をすると、体調を崩したり、家族との時間が取れなくなってしまいます。

パートを始めるなら、扶養のこと、しっかり理解してますか？

パート探しのコツ。3つの方法

効率的にパートを探すコツを3つご紹介します。

①求人サイトを活用する

タウンワーク、バイトル、Indeedなど、求人サイトで探すのが一般的。

「主婦歓迎」「短時間OK」「扶養内OK」などの条件で絞り込めます。勤務地、勤務時間、時給などの条件を細かく設定して検索しましょう。気になる求人はすぐに応募することが大切です。

②店舗の張り紙をチェックする

近所のスーパー、コンビニ、飲食店などの張り紙も要チェック。求人サイトに載っていない情報が見つかることも。

通える範囲内の店舗を普段から観察しておき、「スタッフ募集」の張り紙を見つけたら、すぐに問い合わせましょう。

③知人の紹介を活用する

ママ友や知人からの紹介は、職場の雰囲気や働きやすさがわかるので安心。

「パート探してるんだけど、いいところ知らない？」と、周りに聞いてみましょう。紹介なら面接も通りやすく、入社後のミスマッチも少なくなります。

子持ち主婦のパート。まとめ

子持ち主婦がパートを選ぶときは、自分に合った条件を見極めることが大切です。

勤務地、勤務時間、扶養の範囲、土日休み。これらの条件を満たすパートを選べば、家事や育児と無理なく両立できます。

事務職、スーパー、飲食店、コンビニ、製造・軽作業、保育補助、介護パート、ドラッグストア、清掃スタッフ、コールセンター。自分に合ったパートを見つけましょう。

無理のない範囲で、楽しく働きましょう！