育休中年末調整してくれない。どうすればいい?

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「え、私だけ年末調整してもらえないの!?」
「育休中は対象外なの?」
「自分で確定申告しないといけないの…?」

そんな不安を感じていませんか?

年末調整について不安な主婦

実は、育休中に会社が年末調整してくれないのは、よくあるケース

でも、あなたが悪いわけではないし、焦る必要もありません。

この記事では、育休中に年末調整してくれない理由から、会社への確認方法、自分で確定申告する手順、損をしないためのポイントまで詳しく解説します。

「取り残された」気持ちを整理して、落ち着いて対応していきましょう!

育休中に年末調整してくれない。なぜ?

まずは、会社が年末調整してくれない理由を理解しましょう。

理由が分かれば、対処法も見えてきます。

給与支払いがないと対象外になることも

給与について考える主婦

会社が年末調整してくれない理由で最も多いのが、育休中で給与の支払いがないから

年末調整は、その年に給与を支払った従業員が対象。

1月から12月まで丸々育休で、一度も給料が出ていない場合、会社側が「対象外」と判断することがあるんです。

これは会社の判断ミスではなく、仕組み上そうなってしまうケース。

あなたが悪いわけではありません。

年末調整は、毎月の給与から源泉徴収された所得税を年末に精算する手続きです。

給与がゼロなら源泉徴収もゼロなので、精算する税金がないという状態になります。

ふわママ
ふわママ

私だけ除外されたのかと思って不安だったわ…

しごにゃん
しごにゃん

大丈夫だにゃ。仕組み上の理由だから、焦らなくていいにゃ

書類を提出していないケース

書類について悩む主婦

もう一つの理由は、年末調整に必要な書類を提出していないこと。

会社から「扶養控除等申告書」や「保険料控除申告書」が送られてきても、育休中で忙しくて提出を忘れていることがあります。

書類を出していないと、会社側は年末調整できません。

育休中でバタバタしている中、書類の存在に気づかないのも無理はないですよね。

まずは会社から書類が送られてきていないか、郵便物やメールを確認してみましょう。

特に10月~11月頃に届くことが多いので、その時期の郵便物をチェックしてください。

年末調整に必要な書類

・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
・給与所得者の保険料控除申告書
・給与所得者の基礎控除申告書(兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書)
これらの書類は、会社から自宅に郵送されることが多いです。

会社側の認識不足や事務処理ミス

会社の対応について考える

稀に、会社側の認識不足や事務処理ミスで年末調整されないこともあります。

特に小規模な会社では、育休中の従業員の年末調整をどう扱うべきか理解していないケースも。

「育休中は対象外」と誤解している担当者もいます。

でも実際は、12月31日時点で在籍していれば、育休中でも年末調整の対象なんです。

会社側の誤解や手違いの可能性もあるので、一度確認してみることが大切。

特に年の途中まで働いていて給与をもらっていた場合は、年末調整の対象になるので、会社に確認する価値があります。

育休中に年末調整してくれない。まず確認すべきこと

年末調整してもらえないと分かったら、まず自分の状況を正確に把握しましょう。

状況によって取るべき対応が変わります。

会社の人事・総務部に問い合わせる

会社に問い合わせる主婦

まず最初にすべきことは、会社の人事・総務部に直接問い合わせること。

「育休中ですが、年末調整はどうすればいいですか?」と丁寧に聞いてみましょう。

会社側が「育休中は対象外」と言った場合、それが正しいのか、給与の支払い状況を確認してください。

年の途中まで働いていて給料をもらっていたなら、年末調整の対象です。

会社の認識が誤っている可能性もあるので、遠慮せず確認しましょう。

問い合わせる際は、メールよりも電話の方が、担当者と直接話せるのでおすすめです。

「お忙しいところ恐れ入ります」と前置きしてから、丁寧に質問すれば、親切に対応してもらえることが多いです。

ふわママ
ふわママ

会社に聞くのって、なんだか気まずいわね…

しごにゃん
しごにゃん

遠慮することないにゃ。あなたの権利だから、堂々と確認していいんだにゃ!

給与の支払い状況を確認する

給与明細を確認する主婦

次に確認すべきは、その年に給与の支払いがあったかどうか

1月から12月の間に、一度でも給料や賞与をもらっていれば、年末調整の対象です。

例えば、4月まで働いて5月から育休に入った場合、1〜4月の給料があるため対象になります。

逆に、前年から育休中で1年間まったく給料が出ていない場合は、年末調整の対象外。

給与明細や源泉徴収票を見て、給与の支払い状況を確認してみましょう。

給与明細が見つからない場合は、会社に「今年の給与支払い状況を教えてください」と問い合わせれば教えてもらえます。

年末調整の対象になるケース・ならないケース

対象になる:年の途中まで給料をもらっていた
対象になる:賞与だけでももらっていた
対象外:1年間まったく給料が出ていない
対象になる:12月31日時点で会社に在籍している

必要書類が届いているか確認する

郵便物を確認する主婦

会社から年末調整の書類が届いているかも確認してください。

育休中は自宅に郵送されることが多いので、郵便物の中に紛れていないかチェックしましょう。

10月〜11月頃に届くことが多いです。

もし届いていない場合は、会社に「書類が届いていないのですが…」と連絡してみてください。

郵送ミスや住所変更の連絡漏れの可能性もあります。

書類が届いているのに提出期限を過ぎてしまった場合でも、会社に事情を説明すれば対応してもらえることもあります。

諦めずに相談してみましょう。

育休中年末調整してくれない。自分で確定申告する方法

会社が年末調整してくれない場合でも、自分で確定申告をすれば問題ありません

手順を一つずつ見ていきましょう。

確定申告は難しくない。安心して

確定申告について調べる主婦

会社が年末調整してくれない場合、自分で確定申告をすれば大丈夫

「確定申告って難しそう…」と不安になるかもしれませんが、実は思ったより簡単です。

特に、給与所得だけの場合は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えば、画面の指示に従って入力するだけ。

育休中で所得が少ない場合、払いすぎた税金が還付されることも多いので、やる価値があります。

年の途中まで働いていた場合、毎月の給与から源泉徴収された所得税は、年間所得が確定していない状態で概算で引かれています。

育休に入って年間所得が減ると、払いすぎた税金が戻ってくることが多いのです。

ふわママ
ふわママ

確定申告、やったことないから怖いわ…

しごにゃん
しごにゃん

大丈夫だにゃ!国税庁のサイトが親切だから、初めてでもできるにゃ!

確定申告に必要な書類を準備する

書類を準備する主婦

確定申告には、源泉徴収票と各種控除証明書が必要。

源泉徴収票は、年が明けた1月頃に会社から郵送されます。

生命保険料控除証明書や医療費の領収書なども、該当する人は用意しましょう。

これらの書類が揃えば、あとは国税庁のサイトで入力するだけ。

スマホでも確定申告できるので、パソコンがなくても大丈夫です。

マイナンバーカードがあれば、e-Taxで自宅から申告できるので便利です。

マイナンバーカードがない場合でも、税務署に郵送したり、窓口に持参したりすることで申告できます。

確定申告に必要な書類

源泉徴収票(会社から郵送)
生命保険料控除証明書(保険会社から郵送)
医療費の領収書(医療費控除を受ける場合)
マイナンバーカードまたは通知カード
還付金を受け取る銀行口座情報

確定申告の期限は翌年3月15日

カレンダーを確認する主婦

確定申告の期限は、翌年の2月16日〜3月15日

この期間内に税務署に提出すればOKです。

ただし、還付申告(税金が戻ってくる申告)なら、1月から受け付けてもらえます。

育休中で所得が少ない場合は還付になることが多いので、早めに申告すれば早く還付金がもらえるんです。

3月の混雑期を避けて、1〜2月に済ませるのがおすすめ。

還付金は、申告後1ヶ月~1ヶ月半程度で指定した銀行口座に振り込まれます。

e-Taxで申告すれば、郵送より早く還付金を受け取れることもあります。

確定申告のタイミング

通常の申告:2月16日〜3月15日
還付申告:1月から受付可能
おすすめ:1〜2月の空いている時期に済ませる
還付金:申告後1〜1.5ヶ月で振込

確定申告で還付を受けるためのポイント

確定申告をするなら、少しでも多く還付を受けたいですよね。

損をしないためのポイントを押さえておきましょう。

医療費控除を忘れずに

医療費の領収書を整理する

出産した年は、医療費控除を受けられる可能性が高いです。

妊婦健診、分娩費用、入院費用、通院の交通費などが対象になります。

医療費が10万円を超えた場合、超えた分を所得から控除できます。

出産育児一時金を差し引いた実質負担額で計算するので、領収書をしっかり保管しておきましょう。

医療費控除は、家族全員の医療費を合算できるので、夫や子どもの医療費も一緒に申告できます。

生命保険料控除も活用

保険料控除証明書を確認する

生命保険料や地震保険料を払っている場合、控除を受けられます

保険会社から送られてくる控除証明書を捨てずに保管しておきましょう。

年末調整で控除を受けられなかった分も、確定申告で取り戻せます。

生命保険料控除は最大12万円、地震保険料控除は最大5万円の所得控除が受けられるので、忘れずに申告しましょう。

iDeCoや住宅ローン控除も忘れずに

控除を確認する主婦

iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金や、住宅ローン控除も確定申告で申請できます。

これらの控除は金額が大きいので、忘れずに申告しましょう

住宅ローン控除は初年度のみ確定申告が必要で、2年目以降は年末調整で受けられます。

育休中に年末調整してくれない。焦らなくて大丈夫

年末調整してもらえないと不安になりますが、焦る必要はありません

落ち着いて対応すれば大丈夫です。

後からでも整えられる

安心した表情の主婦

年末調整の期限を過ぎても、確定申告で後から整えられます

「年末調整に間に合わなかった!」と焦る必要はありません。

還付申告なら5年間さかのぼって申告できるので、今年できなくても来年でも大丈夫。

育休中は赤ちゃんのお世話で忙しいので、無理せず落ち着いてから対応しましょう。

制度は冷たいかもしれませんが、あなたの頑張りはちゃんと報われます。

ふわママ
ふわママ

後からでも大丈夫って聞いて、ホッとしたわ

しごにゃん
しごにゃん

焦らなくていいにゃ。自分のペースで、少しずつ整えていけば大丈夫だにゃ!

税務署や税理士に相談する選択肢も

専門家に相談する主婦

「自分で確定申告するのは不安」という場合、税務署や税理士に相談する選択肢もあります。

税務署では、確定申告の時期に無料の相談会を開いています。

書類を持っていけば、職員が親切に教えてくれるので初めてでも安心。

また、税理士に依頼すれば、すべてお任せで確定申告してもらえます。

費用はかかりますが、確実に手続きできるので検討してみてください。

税理士への依頼費用は、給与所得のみの確定申告なら3万円~5万円程度が相場です。

あなたは一人じゃない

励まされる主婦

育休中に年末調整してくれなくて困っている人は、あなただけではありません

多くのママが同じように「取り残された」気持ちを経験しています。

でも、それは制度の仕組み上仕方のないこと。

あなたが悪いわけでも、会社が意地悪なわけでもありません。

焦らず、一つずつ整理していけば大丈夫。

困ったときは、周りの人や専門家に相談しながら進めていきましょう。

「しごママ」でも、育休中のお金に関する情報を発信しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

育休中年末調整してくれない。対処法のまとめ

育休中に会社が年末調整してくれないのは、給与支払いがない、書類未提出、会社の認識不足などが理由。

でも、焦らなくて大丈夫。確定申告で後から整えられます

前を向く主婦

育休中年末調整してくれないときの対処法

まず確認:会社の人事・総務部に問い合わせる
給与状況:年内に給料があれば年末調整の対象
書類確認:必要書類が届いているかチェック
確定申告:会社がしてくれなくても自分でできる
焦らない:後からでも整えられる、5年間有効
控除活用:医療費・保険料・iDeCoなど忘れずに
相談先:税務署や税理士に相談も可能

大切なのは、自分の状況を正しく理解すること。

給与があるのに年末調整されないなら、会社に確認を。

給与がない場合は、そもそも年末調整の対象外なので問題ありません。

会社がしてくれなくても、自分で確定申告すれば税金は戻ってきます。

「取り残された」と不安になる必要はありません。あなたは一人じゃない。

制度は難しいけれど、一つずつクリアしていけば大丈夫です。

育休中は赤ちゃんのお世話で精一杯だと思いますが、税金の手続きも大切です。

焦らず、自分のペースで整えていきましょう。

ふわママ
ふわママ

不安だったけど、やるべきことが分かってスッキリしたわ!

しごにゃん
しごにゃん

その調子だにゃ!焦らず、自分のペースで整えていこうにゃ!

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