扶養に入りながら失業保険の受給ばれる?正しい手続きで安心受給

お金・制度

「扶養に入ったまま失業保険をもらうとバレるの?」
「夫の扶養に入りながら失業保険を受給しても大丈夫?」
「バレたらどうなるの?扶養から外されちゃう?」

扶養に入りながら失業保険を受給している主婦の方なら、一度は不安を感じたことがあるでしょう。

扶養と失業保険に悩む主婦

実は、扶養に入りながら失業保険を受給すること自体は違法ではないんです。

ただし、受給額によっては扶養から外れる必要があり、それを隠しているとバレる可能性があります。

この記事では、扶養に入りながら失業保険を受給した場合にバレる理由と、正しい手続き方法を徹底解説します。

マイナンバーや税務情報の連携で発覚する仕組み、扶養から外れる基準、正しく両立する方法まで、主婦目線でわかりやすくお伝えしますね。

扶養に入りながら失業保険を受給。そもそも可能なの?

まず最初に、扶養に入りながら失業保険を受給することが可能なのか、基本的なルールを確認しましょう。

結論から言うと、条件次第で可能です。

失業保険の日額が低ければ扶養に入れる

扶養の条件を確認する主婦

社会保険の扶養に入る条件は、年収130万円未満(月収108,333円未満)です。

失業保険の基本手当日額が3,612円未満であれば、年収換算で130万円未満になるため、扶養に入ったまま失業保険を受給できます。

逆に、日額が3,612円以上の場合は、扶養の収入基準を超えるため、扶養から外れる必要があるんです。

失業保険の日額年収換算扶養の可否
3,611円以下約132万円未満扶養に入れる
3,612円以上約132万円以上扶養から外れる

つまり、日額が低ければ扶養に入ったまま受給できるわけです。

ふわママ
ふわママ

えっ!?日額が低ければ扶養に入ったまま受給できるの!?知らなかったわ!

しごにゃん
しごにゃん

そうなんだにゃ!ただし、日額が高い場合は扶養から外れる必要があるから注意にゃ!

扶養から外れる必要があるのに隠すとバレる

扶養から外れることを隠す主婦

問題なのは、日額が3,612円以上なのに扶養に入ったままでいるケースです。

本来は扶養から外れる手続きをしなければならないのに、それを怠ったり隠したりすると、不正とみなされてバレるんです。

「ちょっとくらいなら大丈夫」「誰にも言わなければバレない」という考えは危険。

マイナンバー制度の導入により、行政機関間で情報が共有されるため、隠し通すのはほぼ不可能なんです。

税法上の扶養と社会保険の扶養は別物

扶養の種類を確認する主婦

ここで注意したいのが、税法上の扶養と社会保険の扶養は別物だということ。

税法上の扶養(配偶者控除)は年収103万円未満が条件ですが、失業保険は非課税所得なので、税法上の扶養には影響しません。

一方、社会保険の扶養は年収130万円未満が条件で、失業保険も収入として計算されます。

つまり、失業保険を受給しても税法上の扶養は外れないが、社会保険の扶養は外れる可能性があるわけです。

税法上の扶養と社会保険の扶養の違い

税法上の扶養(配偶者控除)
・年収103万円未満が条件
・失業保険は非課税なので影響なし
・失業保険を受給しても外れない

社会保険の扶養
・年収130万円未満が条件
・失業保険も収入として計算される
・日額3,612円以上で外れる

扶養に入りながら失業保険を受給するとばれる理由

では、扶養から外れる必要があるのに隠していると、どうやってバレるのでしょうか。

発覚する仕組みを知っておきましょう。

マイナンバーで健康保険組合とハローワークの情報が連携される

マイナンバーカードを確認する主婦

2016年にマイナンバー制度が導入されて以降、行政機関間での情報連携が大幅に強化されました。

健康保険組合とハローワークの間でも、マイナンバーを通じて情報が共有されるため、扶養の状況と失業保険受給の矛盾が簡単に発覚するんです。

「本来は扶養から外れるべきなのに、まだ扶養に入っている」という不整合が、データ上で一発でバレてしまうわけです。

マイナンバー制度のおかげで、隠し通すのはほぼ不可能になったと言えます。

健康保険組合の定期的な収入確認でばれる

健康保険組合からの確認

健康保険組合は、定期的に被扶養者の収入確認を行っています。

年に一度、「被扶養者資格確認調査」という書類が送られてきて、現在の収入状況を申告するよう求められるんです。

この時点で失業保険を受給していることを申告しないと、後から発覚した際に虚偽申告として扱われます。

また、健康保険組合が独自に調査を行い、ハローワークに問い合わせることもあるため、隠していてもバレる可能性が高いんです。

ふわママ
ふわママ

えっ!健康保険組合が定期的に確認してるの!?知らなかったわ…

しごにゃん
しごにゃん

年に一度は必ず確認が来るから、隠し通すのは無理にゃ!正直に申告するのが一番にゃ!

配偶者の会社からの問い合わせでばれる

会社からの問い合わせを受ける様子

配偶者の会社の人事担当者が、健康保険組合の指示で扶養の確認を行うこともあります。

「奥さん、今どんな状況ですか?」
「失業保険を受給していませんか?」

こんな風に配偶者に確認が入り、そこから発覚することも。

配偶者が「妻は失業保険をもらっている」と正直に答えれば、即座にバレるわけです。

また、配偶者が知らずに会社に報告してしまうこともあるため、家族間でも情報共有が大切なんです。

扶養に入りながら失業保険がばれる理由

・マイナンバーで情報が連携される
・健康保険組合の定期的な収入確認
・配偶者の会社からの問い合わせ
・税務署からの情報提供
・ハローワークからの照会

扶養に入りながら失業保険を受給してばれたらどうなる?

では、扶養から外れるべきなのに隠していてバレた場合、どんなペナルティが待っているのでしょうか。

厳しい現実を知っておきましょう。

健康保険料を遡って請求される

保険料の請求に驚く主婦

扶養に入る資格がないのに扶養に入っていた場合、健康保険料を遡って請求されます。

扶養から外れるべき時点まで遡って、最大2年分の健康保険料を一括で支払う必要があるんです。

月額1万5千円の健康保険料だとすると、2年分で36万円

突然の高額請求に、家計は大打撃を受けることになります。

配偶者の会社から厳しく叱責される

会社から叱責される様子

扶養の不正が発覚すると、配偶者の会社から厳しく叱責されることも。

「なぜ扶養の手続きをしなかったのか」「会社に虚偽の報告をしたのか」と問い詰められ、配偶者の職場での信用を失うことになります。

特に、配偶者が会社の規則違反として処分を受ける可能性もあるため、家族全体に影響が及ぶんです。

「ちょっとくらい」という軽い気持ちが、配偶者の仕事にまで悪影響を与えることになりかねません。

扶養手当の返還を求められることも

扶養手当の返還に悩む主婦

配偶者の会社から扶養手当が支給されている場合、その返還を求められることもあります。

扶養手当は月1万円〜2万円程度が一般的ですが、2年分遡って返還するとなると、24万円〜48万円の返還命令。

健康保険料の遡及請求と合わせると、数十万円の出費になることも珍しくありません。

家計への打撃は想像以上に大きいんです。

扶養に入りながら失業保険がばれた場合のペナルティ

・健康保険料を最大2年分遡って請求される
・配偶者の会社から厳しく叱責される
・扶養手当の返還を求められる
・配偶者の職場での信用を失う
・家族関係にも悪影響

ふわママ
ふわママ

うわーん!数十万円も請求されるなんて…絶対払えないよ〜!

しごにゃん
しごにゃん

だからこそ、最初から正しく手続きすることが大切なんだにゃ…。

扶養に入りながら失業保険を正しく受給する方法

では、扶養と失業保険を正しく両立するには、どうすればいいのでしょうか。

正しい手続き方法を知っておきましょう。

失業保険の日額を確認する

日額を確認する主婦

まず、失業保険の日額を確認しましょう。

ハローワークから送られてくる「雇用保険受給資格者証」に、基本手当日額が記載されています。

日額が3,612円未満なら、扶養に入ったまま失業保険を受給できます。

日額が3,612円以上なら、扶養から外れる手続きが必要です。

この基準をしっかり確認することが、第一歩なんです。

扶養から外れる手続きをする

扶養から外れる手続きをする主婦

日額が3,612円以上の場合、配偶者の会社に扶養から外れる手続きを申し出ましょう。

「失業保険を受給するため、扶養から外れたい」と正直に伝えればOK。

手続きが完了すると、国民健康保険と国民年金に加入することになります。

保険料の負担は増えますが、正しく手続きすることで後々のトラブルを避けられるんです。

失業保険の受給が終わったら再度扶養に入る

再度扶養に入る手続きをする主婦

失業保険の受給が終わったら、再度扶養に入る手続きをしましょう。

失業保険の受給終了を証明する書類(受給資格者証)を配偶者の会社に提出すれば、再び扶養に入れます。

国民健康保険と国民年金の負担から解放されるので、家計への負担も軽減されます。

正しく手続きすれば、何も問題なく扶養と失業保険を両立できるんです。

扶養と失業保険を正しく両立する手順

① 失業保険の日額を確認する
② 日額が3,612円以上なら扶養から外れる手続き
③ 国民健康保険と国民年金に加入
④ 失業保険を受給する
⑤ 受給終了後、再度扶養に入る手続き
⑥ 国民健康保険と国民年金を脱退

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失業保険の正しい受給方法や求職活動のコツ、面接対策、履歴書の書き方まで、再就職に必要な情報を網羅的に掲載しています。「何から始めればいいか分からない」という方は、関連記事で具体的なステップを確認できます。

ふわママ
ふわママ

なるほど!ちゃんと手続きすれば、後でまた扶養に入れるのね!安心したわ!

しごにゃん
しごにゃん

そうなんだにゃ!正しく手続きすれば、何も心配いらないにゃ!

扶養に入りながら失業保険がばれる前に正しく手続きしよう

扶養に入りながら失業保険を受給する際にバレる理由と、正しい手続き方法について解説してきました。

日額が低ければ扶養に入ったまま受給できるが、高い場合は扶養から外れる必要があるんです。

前向きに働く主婦

マイナンバー制度や健康保険組合の定期確認により、隠していてもバレる可能性は非常に高いです。

バレた場合のペナルティは、健康保険料の遡及請求や扶養手当の返還など、家計への打撃は大きいもの。

扶養に入りながら失業保険について。押さえるべきポイント

✓ 日額3,612円未満なら扶養に入れる
✓ 日額3,612円以上なら扶養から外れる
✓ 税法上の扶養と社会保険の扶養は別物
✓ マイナンバーで情報が連携される
✓ 健康保険組合が定期的に確認する
✓ ばれたら保険料を遡って請求される
✓ 配偶者の会社から叱責される
✓ 扶養手当の返還を求められることも
✓ 正しく手続きすれば問題なし
✓ 受給終了後は再度扶養に入れる

失業保険は、本当に困っている人を支援するための大切な制度です。

扶養と両立させる場合も、正しく手続きすれば何も問題ありません

日額を確認し、必要なら扶養から外れる手続きをして、堂々と失業保険を受給しましょう。

受給が終わったら再び扶養に入れるので、安心して再就職活動を進めてくださいね。

あなたの再就職活動が、正しい方法で成功することを心から願っています!

ふわママ
ふわママ

よくわかったわ!ちゃんと手続きすれば安心なのね。これで堂々と受給できるわ!

しごにゃん
しごにゃん

その調子にゃ!正しく手続きして、安心して再就職を目指してほしいにゃ!応援してるにゃ!

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