「育休取っておいて退職するなんて、ずるいよね」
「もらうだけもらって辞めるなんて、非常識じゃない?」
「職場に迷惑かけて申し訳ない…私ってずるいのかな」
育休後の退職を考えると、こんな声が聞こえてきますよね。

実は、育休後に退職すること自体は、決してずるいことではありません。
法律的にも問題なく、あなたの人生を守るための正当な選択です。
この記事では、「育休後の退職はずるい」という誤解を解き、罪悪感と向き合う方法を解説!
なぜそう思われるのか、どう対処すればいいのか、円満退職の具体的な方法まで、丁寧にお伝えします。
育休後の退職がずるいと思われる5つの理由
まずは、なぜ「育休後の退職はずるい」と思われてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
理由1. 育休制度は復帰前提だから

育児休業制度は、「復帰すること」を前提に作られています。
会社は、あなたが戻ってくることを期待して、人員配置を調整したり、業務を他の人に振り分けたりしています。
だからこそ、復帰せずに退職すると、「約束を破られた」「裏切られた」と感じる人がいるんです。
理由2. 職場や同僚に負担がかかるから

育休中、あなたの仕事は他の人が代わりに担当しています。
「もう少しで戻ってくるから」と我慢して頑張っていた同僚にとって、突然の退職は大きな負担増になります。
新しい人を採用して教育するまで、さらに長い間負担が続くことになる。
だから、「ずるい」「迷惑」と思われてしまうんです。

うぅ…やっぱり私、ずるいのかな…申し訳ない気持ちでいっぱい…

ちょっと待つにゃ!まだ話は終わってないにゃ。あなたは悪くないんだにゃ!
理由3. 給付金をもらって辞めるイメージ

「育児休業給付金をもらうだけもらって、辞めるなんてずるい」
こう思う人も多いです。
でも、給付金は復帰を条件に支給されるものではありません。
育休期間中の生活を支えるためのものであり、退職しても返還の必要はないんです。
とはいえ、「もらい逃げ」のように見えてしまうのも事実ですよね。
理由4. 「自分勝手」に見えるから

「子育てが大変なのは分かるけど、それはみんな同じ」
「会社のことを考えず、自分のことしか考えてない」
こんな風に、自分勝手に見えてしまうことも、ずるいと思われる理由です。
でも、あなたには退職を選ぶだけの理由があるはず。
それは決して自分勝手ではなく、家族を守るための決断なんです。
理由5. 前例がないから不公平に感じる

「自分は我慢して復帰したのに、あの人は辞めるなんて…」
過去に育休から復帰した人たちは、不公平感を抱くこともあります。
「私だって本当は辞めたかったのに」という気持ちが、「ずるい」という感情につながるんです。
育休後の退職はずるくない!法律的にも問題なし
ここで、はっきり言います。
育休後の退職は、決してずるいことではありません!
退職は労働者の正当な権利

労働者には、退職する自由が法律で保障されています。
育休後であっても、それは変わりません。
会社と結んだ雇用契約は、あなたが解除したいと思えば解除できるんです。
育休を取ったからといって、退職する権利を失うわけではありません。
家族を守る選択は、ずるくない

あなたが退職を選ぶ理由は、きっとこんなことでしょう。
子どもとの時間を大切にしたい。仕事と育児の両立が無理。体調を崩した。職場環境が合わない…。
家族や自分の健康を守るための選択は、決してずるくありません。
会社よりも、家族の幸せを優先することは、当然のことなんです。
「ずるい」と思う人の方が少数

実は、「ずるい」と思う人は少数派です。
多くの人は、「仕方ないよね」「家族が大事だもんね」と理解を示してくれます。
声の大きい一部の人の意見だけが目立っているだけで、実際には味方の方が多いんですよ。

本当に!?私、悪くないの!?少し気持ちが楽になったわ…

もちろんにゃ!あなたの選択は間違ってないにゃ!
育休後に退職すると決めたら、円満退職の方法
退職を決めたら、できるだけ円満に辞めることが大切です。
「ずるい」と思われないための具体的な方法をお伝えします。
早めに退職の意思を伝える

退職を決めたら、できるだけ早く会社に伝えましょう。
復帰予定日の直前に伝えると、会社も困ってしまいます。
最低でも1ヶ月前、できれば2〜3ヶ月前に報告するのが理想的です。
早く伝えることで、会社も新しい人材を探す時間ができ、負担を減らせます。
退職理由は正直に、でも配慮して

退職理由を伝えるとき、正直さと配慮のバランスが大切です。
「体調不良」「家庭の事情」「子育てに専念したい」など、嘘をつかない範囲で穏やかに伝えましょう。
退職理由の伝え方例
✅「子育てと仕事の両立を考えましたが、家庭を優先したいと判断しました」
✅「体調を崩してしまい、無理なく働くことが難しいと判断しました」
✅「家族と話し合った結果、退職という結論に至りました」
❌「職場環境が悪いから」
❌「給料が安いから」
❌「上司が嫌いだから」
感謝の気持ちを伝える

退職を伝える際は、感謝の気持ちを忘れずに。
「育休を取得させていただき、ありがとうございました」
「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご理解いただけると幸いです」
こんな風に、謝罪と感謝を伝えることで、相手の印象が大きく変わります。
引き継ぎ資料を丁寧に作る

復帰せずに退職する場合でも、引き継ぎ資料を作っておくと好印象です。
業務内容、取引先情報、注意点など、後任の人が困らないようにまとめましょう。
「退職するけど、できる限りのことはしたい」という姿勢が伝わります。
一度復帰してから退職する選択肢も

もし可能なら、一度復帰してから退職するのも一つの方法。
たとえ数ヶ月でも復帰することで、「ずるい」という印象は大きく和らぎます。
また、失業保険の給付条件も満たしやすくなるメリットもありますよ。
育休後の退職がずるいと言われたら、どう対処する?
もし実際に「ずるい」と言われたら、どうすればいいのでしょうか?
真正面から受け止めない

「ずるい」という言葉を、真正面から受け止める必要はありません。
それは相手の個人的な感情であり、あなたの選択の正しさを否定するものではないんです。
「そう思う人もいるんだな」くらいに受け流しましょう。
自分の選択に自信を持つ

大切なのは、自分の選択に自信を持つこと。
あなたは家族を守るために、勇気を持って退職を決めました。
その選択は正しいし、誇っていいことなんです。
他人の評価に振り回されず、自分の人生を歩んでくださいね。

そうよね!私は家族のために決めたんだもの。自信を持っていいのよね!

その通りにゃ!自分の選択を信じて、堂々と歩んでいくんだにゃ!
育休後の退職で見落としがちな注意点
退職を決めたら、いくつか注意すべき点があります。
見落としがちなポイントを確認しておきましょう。
就業規則を確認する

退職する前に、就業規則を必ず確認しましょう。
退職の申し出期限、退職届の提出方法、退職金の有無など、会社ごとにルールが違います。
ルールを守らないと、トラブルの原因になることもあります。
保育園の退園手続きを忘れずに

退職すると、保育園を退園しなければならないケースが多いです。
自治体によってルールが違うので、必ず確認しましょう。
退園手続きを忘れると、保育料が請求され続けることもあるので注意!
健康保険と年金の切り替え

退職後は、健康保険と年金の切り替えが必要です。
国民健康保険に切り替えるか、夫の扶養に入るか、選択しましょう。
年金も、国民年金に切り替えるか、第3号被保険者になるか手続きが必要です。
退職後14日以内に手続きしないと、保険が使えなくなるので注意してくださいね。
育休後の退職はずるいという誤解を解き、前を向こう
「育休後の退職はずるい」
そんな声に、心を痛めているあなたへ。

あなたの選択は間違っていません。
会社のためではなく、家族のために。
子どもの笑顔のために。
自分の健康のために。
あなたが選んだ道は、正しい道です。
罪悪感に押しつぶされず、堂々と前を向いて歩いてくださいね。
当サイト「しごママ」には、育休や退職、再就職に悩むママたちの声が満載!
同じように悩んだママたちの体験談を読んで、あなたの選択に自信を持ってくださいね。
あなたの選択を、心から応援しています!

ありがとう…もう大丈夫。自信を持って、前に進めそうよ!

その調子にゃ!あなたは素晴らしいママだにゃ!応援してるにゃ!
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