育児休業給付金の申請方法を完全解説。書類と手順をわかりやすく紹介

お金・制度

「育児休業給付金って、自分で申請するの?会社がやってくれるの?」
「何を準備すればいいのかわからない…」
「申請を間違えたら給付金がもらえなくなる?」

初めての育休、給付金の申請について不安でいっぱいですよね。

でも安心してください。育児休業給付金の申請は、基本的に会社が代行してくれます

あなたがするのは、必要な書類を会社に提出するだけなんです。

この記事では、育児休業給付金の申請方法を誰でもわかるように徹底解説!

申請の流れ、必要書類、よくあるトラブルの対処法まで完全網羅しています。

育児休業給付金の申請は誰がする?基本の仕組み

まずは、育児休業給付金の申請を誰がするのか、基本的な仕組みを理解しましょう。

仕組みがわかれば、不安はぐっと減ります

基本は会社がハローワークに申請する

育児休業給付金の申請は、基本的に勤務先の会社がハローワークに対して行います。

つまり、あなた自身が直接ハローワークに行って手続きをする必要はありません。

会社の総務や人事部門が、必要な書類をまとめてハローワークに提出してくれるんです。

あなたがすべきことは、会社から指示された書類に記入したり、母子健康手帳のコピーなど必要な書類を提出したりするだけ。

会社が申請代行してくれるので、手続きの負担は最小限で済みます。

ふわママ
ふわママ

えっ!会社がやってくれるの?安心したわ♪

しごにゃん
しごにゃん

そうなんだにゃ!だから会社の担当者とよく連絡を取ることが大事にゃ!

本人が申請するケースもある

基本は会社が申請してくれますが、本人が申請しなければならないケースもあります。

例えば、会社が非協力的で申請を拒否する場合、会社の担当者がいなくて対応できない場合などです。

また、フリーランスや個人事業主の場合は、そもそも育児休業給付金の対象外なので注意が必要です。

もし会社が申請してくれない場合は、自分で管轄のハローワークに行って手続きをすることになります。

その際は、会社から賃金台帳や出勤簿などの必要書類を入手する必要があるので、事前に会社とよく話し合いましょう。

本人申請が必要なケース

会社が申請を拒否している、小規模企業で担当者がいない、退職を前提とした育休で会社が非協力的、その他特別な事情がある場合。

申請には2つの段階がある

育児休業給付金の申請には、実は2つの段階があります。

1つ目が「受給資格確認手続き」、2つ目が「支給申請手続き」です。

受給資格確認手続きは、あなたが育児休業給付金を受け取る資格があるかどうかをハローワークに確認してもらう手続きです。

支給申請手続きは、実際に給付金を振り込んでもらうための申請です。

初回申請時は、この2つを同時に行うことがほとんど。つまり、初回は「資格があるか確認」と「給付金を支給してください」を一度にやるイメージです。

育児休業給付金申請の流れを時系列で解説

では、具体的な申請の流れを時系列で見ていきましょう。

全体の流れがわかれば、いつ何をすればいいか明確になります

育休開始から初回申請までのステップ

育休開始から初回申請までの流れを、ステップごとに解説します。

まず、育休を取ることが決まったら、できるだけ早く会社に育児休業の申し出をしましょう。法律上は育休開始の1か月前までに申し出ればOKですが、余裕を持って2〜3か月前に伝えるのがおすすめです。

育休が始まったら、会社の総務や人事から指示があるので、必要な書類に記入して提出します。

会社は、育休開始から2か月分の給与が支払われていないことを確認した後、ハローワークに申請書類を提出します。

つまり、4月1日に育休を開始した場合、4月・5月の2か月分をまとめて、6月初旬に申請するイメージです。

育休開始から初回申請までの流れ

・育休開始1〜2か月前:会社に育休の申し出
・育休開始:会社から指示された書類を提出
・育休開始から2か月後:会社がハローワークに申請
・申請から2〜4週間後:ハローワークで審査
・審査完了から約1週間:給付金振込

初回振込は2〜3か月後が目安

初回の給付金振込は、育休開始から2〜3か月後が一般的な目安です。

「えっ、そんなに待つの!?」と驚かれるかもしれませんが、これは制度の仕組み上仕方がありません。

2か月分をまとめて申請するため、育休開始から最低でも2か月は待つ必要があります。

さらに、会社の申請処理とハローワークの審査に時間がかかるため、トータルで2〜3か月かかってしまうんです。

場合によっては4〜5か月かかることもあるので、育休開始前に生活費の準備をしっかりしておくことが大切です。

ふわママ
ふわママ

そんなに待つの!?その間のお金はどうしよう…

しごにゃん
しごにゃん

だから育休前に3〜4か月分の生活費を貯めておくことが大事なんだにゃ!

2回目以降の申請スケジュール

初回が遅い分、2回目以降の申請はスムーズです。

基本的には2か月ごとに継続申請を行い、給付金が振り込まれます。

希望すれば1か月ごとの申請も可能ですが、多くの場合は2か月ごとのペースで申請することになります。

2回目以降は、初回ほど書類が複雑ではなく、主に「育児休業給付支給申請書」と賃金台帳・出勤簿を提出するだけです。

初回の審査が通っていれば、2回目以降の審査も迅速で、申請から約2〜3週間で振り込まれることが多いです。

育児休業給付金申請に必要な書類一覧

申請に必要な書類を、しっかり把握しておきましょう。

書類が揃っていれば、申請はスムーズに進みます

初回申請で必要な書類

初回申請で必要な書類は、以下の通りです。

まず、「雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書」という書類が必要です。これは会社が作成する書類で、あなたの賃金額を証明するものです。

次に、「育児休業給付受給資格確認票」と「育児休業給付金支給申請書」が必要。これらはハローワークの書式で、会社が記入する部分と本人が記入する部分があります。

さらに、賃金台帳、出勤簿、タイムカードなど、賃金や勤務実績がわかる書類も必要です。

そして、母子健康手帳など育児中であることを確認できる書類、給付金の振込先口座がわかる通帳やキャッシュカードのコピーも用意しましょう。

初回申請で必要な書類リスト

・雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書
・育児休業給付受給資格確認票
・育児休業給付金支給申請書
・賃金台帳、出勤簿、タイムカード
・母子健康手帳のコピー
・振込先口座の通帳コピー
・本人確認書類(運転免許証など)

2回目以降の継続申請で必要な書類

2回目以降の継続申請で必要な書類は、初回に比べてシンプルです。

主に必要なのは「育児休業給付支給申請書」と、賃金台帳や出勤簿などの勤務実績がわかる書類です。

育休中に給与が支払われていないこと、育休が継続していることを証明するための書類がメインになります。

初回ほど複雑ではないので、会社の指示に従って準備すれば問題ありません。

ただし、育休期間を延長する場合は、保育所の入所申込証明書など追加の書類が必要になることがあるので注意しましょう。

本人が用意すべき書類と会社が用意する書類

申請書類には、本人が用意すべきものと会社が用意するものがあります。

本人が用意すべき書類は、母子健康手帳のコピー、振込先口座の通帳コピー、本人確認書類などです。

また、申請書の中で本人が記入すべき欄もあるので、会社から指示があったら速やかに記入して提出しましょう。

会社が用意する書類は、賃金月額証明書、賃金台帳、出勤簿、タイムカードなど、勤務実績や給与に関する書類です。

これらは会社しか用意できない書類なので、会社の担当者にしっかり準備してもらいましょう。

ふわママ
ふわママ

思ったより自分が準備するものは少ないのね♪

しごにゃん
しごにゃん

そうなんだにゃ!でも指示されたものは素早く準備することが大事だにゃ!

育児休業給付金申請でよくあるトラブルと対処法

申請でよくあるトラブルと、その対処法を知っておきましょう。

事前に知っていれば、トラブルを避けられます

会社が申請してくれない場合の対応

最も深刻なトラブルが、会社が申請してくれないケースです。

育休を快く思っていない会社や、小規模企業で担当者がいない場合、申請を拒否されることがあります。

しかし、会社には申請代行の義務があるため、拒否することは違法です。

まずは会社の総務や人事に直接相談し、申請をお願いしましょう。それでも対応してもらえない場合は、労働基準監督署やハローワークに相談することができます。

また、最終手段として本人がハローワークで申請することも可能ですが、その場合は会社から賃金台帳などの書類を入手する必要があります。

会社が申請してくれないときの対処手順

1. 会社の総務・人事に直接お願いする
2. それでもダメなら労働基準監督署に相談
3. ハローワークに相談して本人申請の方法を確認
4. 必要書類を会社から入手して自分で申請

書類不備で遅れるケースを防ぐ方法

初回振込が遅れる原因で最も多いのが、書類不備による差し戻しです。

よくある不備としては、母子健康手帳のコピーが不鮮明、賃金台帳の記載漏れ、押印忘れ、育休開始日の記載ミスなどがあります。

これらを防ぐには、会社から指示された書類をすぐに用意し、記入漏れがないかダブルチェックすることが大切です。

母子健康手帳のコピーは鮮明に取る、押印が必要な箇所は忘れずに押す、記入した内容を見直すなど、基本的なことを確実に行いましょう。

また、会社の担当者とこまめに連絡を取り、「書類は揃っているか」「不備はないか」を確認することも効果的です。

申請期限を過ぎてしまったときの対処

育児休業給付金の初回申請期限は、育休開始日から4か月を経過する日の属する月の末日です。

この期限を過ぎてしまうと、給付金が受け取れなくなる可能性があります。

もし期限が近づいているのに会社が申請してくれていない場合は、すぐに会社に確認し、急いで申請してもらいましょう。

万が一期限を過ぎてしまった場合でも、諦めずにハローワークに相談してください。

やむを得ない理由がある場合は、期限後でも受理してもらえることがあります。ただし、確実ではないので、期限は必ず守るようにしましょう。

ふわママ
ふわママ

期限過ぎたら大変!ちゃんと会社に確認しなきゃ…

しごにゃん
しごにゃん

そうだにゃ!育休開始から2か月経ったら、必ず申請状況を確認するにゃ!

育児休業給付金申請:安心して受け取るためのまとめ

育児休業給付金の申請方法について、詳しく見てきました。

正しく申請すれば、確実に給付金を受け取ることができます!

育児休業給付金の申請は、基本的に会社がハローワークに代行してくれます。

あなたがすることは、会社から指示された書類を準備して提出するだけです。

育児休業給付金申請で押さえるべきポイント

基本は会社が申請:自分でハローワークに行く必要なし
初回振込は2〜3か月後:生活費の準備を忘れずに
必要書類を素早く準備:会社の指示にすぐ対応する
申請期限を守る:育休開始から4か月が期限
不安なら会社に確認:育休開始2か月後に申請状況を聞く

初回申請で必要な書類は、雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書、育児休業給付受給資格確認票、育児休業給付金支給申請書、賃金台帳や出勤簿、母子健康手帳のコピー、振込先口座の通帳コピーなどです。

これらを会社の指示に従って準備すれば、申請はスムーズに進みます。

もし会社が申請してくれない場合は、労働基準監督署やハローワークに相談し、最終手段として本人が申請することも可能です。

書類不備で遅れないよう、記入漏れや押印忘れがないかダブルチェックしましょう。

申請期限は育休開始から4か月なので、育休開始から2か月経ったら必ず会社に申請状況を確認することが大切です。

初回振込は時間がかかりますが、正しく申請すれば必ず受け取れます。

2回目以降は比較的スムーズに振り込まれるので、初回さえ乗り越えれば安心です。

ふわママ
ふわママ

申請の流れがわかって安心したわ♪会社とよく連絡取るようにするわね!

しごにゃん
しごにゃん

その調子にゃ!不明な点があったらすぐに会社やハローワークに聞くんだにゃ!

育児休業給付金は、子育てをしながら安心して過ごすための大切な制度です。

正しく申請して、赤ちゃんとの貴重な時間を心から楽しんでくださいね!

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