「離職票がまだ届かないけど、失業保険の手続きをしたい」
「会社を待ってる間に給付制限期間が過ぎちゃう」
「仮手続きなら離職票なしでできるって聞いたけど、本当?」
離職票の到着を待つ間、こんな不安を感じる方は多いんです。

実は、離職票がなくても仮手続きで失業保険の申請を進める方法があるんです。
この制度を活用すれば、待機期間をカウントできるし、離職票到着時にスムーズに本申請に切り替えられますよ。
この記事では、離職票なしで仮手続きを進める具体的な方法を詳しく解説します。
必要書類から手続きの流れ、本申請への切り替え方まで、完全にお伝えしていきますね。
離職票なしでも仮手続きで失業保険は進められる
まず最初に、重要な事実をお伝えします。
仮手続きとは何か。離職票なしで先に申請する制度

仮手続き(仮申請)とは、離職票が手元に届いていないけれど、失業保険の申請意思を示し、代替書類で先に手続きを進める方法なんです。
「え、離職票なしでいいの?」と驚く人が多いですが、これは合法的で、ハローワークで対応してくれる公式な手続きなんですよ。
仮手続きで最大のメリット。待機期間がカウント開始される

失業保険には「待機期間」という7日間の期間があります。
この待機期間は、申請した時点からカウント開始されるんです。
つまり、仮手続きをしておけば、その時点から待機期間が進みます。
後で本申請に切り替えた時には、すでに待機期間が終わっているので、給付開始が大幅に遅れなくて済むんですよ。
いつから仮手続きができるのか。退職後12日以上が目安

仮手続きができるタイミングは、退職後12日以上経過している場合が目安とされています。
なぜ12日なのかというと、離職票が通常は2週間以内に届くため、その期間を少し過ぎたら「もう来ないかも」と判断して行動を起こすべき、という意図があるんです。
仮手続きができるタイミング
・退職後10日以内 → 仮手続きは通常できない
・退職後12日以上 → 仮手続きが可能に
・2週間以上 → 確実に仮手続きすべきタイミング
・1ヶ月以上 → 絶対にすぐ仮手続きを

えっ、12日以上経ってれば、仮手続きができるんですか?

そうなんだにゃ。だから、2週間待って来なかったら、すぐに仮手続きに動くべきなんだにゃ!
仮手続きに必要な書類。何を持ってハローワークに行くか
では、実際に仮手続きをするには、何を準備したらいいのか。
絶対に必要な書類。身分確認から預金通帳まで

仮手続きのために準備すべき書類は、以下の通りです。
仮手続きに必要な書類
【必須】
・雇用保険被保険者証
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
・写真(4×3cm程度)
・本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
・印鑑
【あると良い】
・退職証明書
・給与明細
・退職日が分かる書類
離職票がない時の代替書類。退職証明書が有効

仮手続きで重要なのが、「退職したことを証明する書類」を持参することなんです。
離職票がないなら、その代わりとなる書類が必要。最も有効なのが「退職証明書」です。
会社に「退職証明書を発行してください」と依頼すれば、発行義務があるので応じてくれます。無料です。
退職証明書がなければ、給与明細や会社からの退職通知など、退職日が分かる書類を複数持参するといいでしょう。

なるほど!退職証明書なら会社に頼めばいいんだ♪

そうなんだにゃ。退職証明書があれば、仮手続きはスムーズに進むんだにゃ!
仮手続きの具体的な流れ。ハローワークでやること
では、実際にハローワークに行ったら、どうやって手続きを進めるのか。
ハローワークで「仮手続きをしたい」と伝える

まず、ハローワークの失業給付窓口で、「離職票がまだ届いていません。仮手続きをしたいです」と伝えてください。
窓口の担当者は、この言葉で理解してくれます。「離職票なしで先に申請したいのか」と。
書類を提出。申請書に記入する

必要な書類をすべて揃えたら、失業保険の申請書に記入します。
ここで重要なのが、「離職票がない旨」を記入欄に明記することです。
「現在、離職票の送付待ちの状態です」と説明を加えておくことで、後から本申請に切り替える時にスムーズです。
仮申請完了。その場で申請受付がされる

書類が受理されたら、その場で「仮申請受付」という扱いになります。
この時点で、待機期間のカウントが始まります。
窓口で「この日から待機期間がスタートします」という説明を受けるはずですよ。
ハローワークでの仮手続きの流れ
① 「仮手続きをしたい」と伝える
② 必要書類を提出
③ 申請書に記入
④ 「離職票がない」ことを明記
⑤ 申請受付
⑥ 待機期間のカウント開始

あぁ〜、意外とシンプルなんだ。その場で待機期間が始まるんですね。

そっこくで待機期間が始まるんだにゃ。だから、離職票がなくても、待たずに仮手続きする価値があるんだにゃ!
仮手続き後、離職票が届いたら本申請に切り替える
仮手続きをした後、重要なのが「本申請への切り替え」です。
離職票が到着したら、すぐにハローワークへ

仮手続きをしてから数日~数週間後に、ようやく離職票が到着するはずです。
そうしたら、すぐにハローワークに行って、「本申請に切り替えたい」と伝えてください。
本申請書を新たに提出。仮申請は廃止される

窓口で本申請の書類を新たに記入し、今度は離職票を一緒に提出します。
この時、窓口の担当者が「仮申請を廃止して、本申請に切り替えます」という処理をしてくれます。
重要なのが、待機期間はすでに計算されているので、改めてカウントし直さないということなんです。
待機期間カウント済みで給付開始が早まる

仮手続きから本申請への切り替えによって、最大のメリットが生まれます。
待機期間がすでに完了している(または残り少ない)状態から本申請がスタートするので、給付開始がそれだけ早まるんですよ。
仮手続きをせずにずっと待っていた場合と比べると、1~2週間、給付開始が早くなることもあります。

へぇ、仮手続きしておくと、それだけ給付開始が早まるんだ♪

その通りなんだにゃ。だから、離職票を待つ間も、仮手続きで先に進めることが大事なんだにゃ!
よくある質問。仮手続きで気になること
仮手続きについて、よくある質問をまとめました。
Q1.仮手続きのままだと、給付は受け取れない?

その通り。仮手続きのままでは、離職票を提出していないので、給付は振り込まれません。
必ず本申請に切り替える必要があります。ただし、待機期間はカウントされているので、本申請後は指定の期間で給付開始となるんです。
Q2.仮手続きと本申請の間、何かやることはある?

仮手続き後、離職票到着までの間は、特に決まった手続きはありません。
その時間を使って、再就職の準備(履歴書作成、自己分析など)や、国民健康保険の加入手続き(別途必要)などを進めるといいでしょう。
Q3.仮手続きをしたことを会社に言う必要はある?

いいえ。わざわざ会社に報告する必要はありません。
仮手続きは、あなたの権利を守るための正当な行動なので、会社に伝える義務はないんです。
ただし、会社に「離職票の発行を催促する」のは、並行して続けるべきですよ。

あはは、会社に報告する必要ないんだ。仮手続きは正当な権利なんだ。

その通りなんだにゃ。あなたの権利を守るために、仮手続きは存在するんだにゃ!
離職票なしで仮手続きを進める。待つのではなく、今動く
ここまでお伝えしてきたように、離職票がなくても、仮手続きで失業保険の申請を先に進められるんです。
会社を待つのではなく、自分で行動することが大切。それが仮手続きという制度の本質なんですよ。

重要なのは、「待つ」という選択をしないこと。
会社から離職票が届くまで待つのではなく、仮手続きで先に進める。その間に待機期間が進むので、給付開始が早まる。
それが仮手続きという制度の使い方なんです。
離職票がまだ届いていないなら、今がハローワークに行く時です。
仮手続きは、あなたの権利です。会社の対応を待つあなたの立場を守るための制度なんです。不安や焦りを感じるなら、それがハローワークに行く合図。仮手続きをすることで、その不安は大きく軽減されますよ。


よし!離職票がなくても、仮手続きで先に進めるんだ。今すぐハローワーク行くぞ♪

その意気だにゃ!待つのではなく、今動く。それが仮手続きの本来の使い方だにゃ。応援してるにゃ!