「結婚したら扶養に入るのが当たり前?」
「扶養に入らないって損じゃないの?」
「みんな扶養に入ってるけど、本当にそれが正解?」
結婚を控えた方、新婚さん、こんな疑問を抱いていませんか?

実は、扶養に入らない選択にも大きなメリットがあるんです!
特に将来のキャリアや年金を考えると、扶養に入らない方が得になることも多いんですよ。
この記事では、結婚後に扶養に入らないメリットを徹底解説!
将来の年金、キャリアアップの可能性、手取り収入の比較、具体的な判断基準まで分かりやすくお伝えします。
結婚後に扶養に入らないメリットとは?
「扶養に入らない=損」と思っていませんか?
実は、扶養に入らないことで得られるメリットはたくさんあります。
将来の年金額が大幅にアップする

扶養に入らない最大のメリットは、将来もらえる年金額が増えることです。
扶養に入ると国民年金の第3号被保険者になりますが、これだと将来もらえるのは基礎年金のみ。
働き方 | 加入する年金 | 将来の年金額(月額) |
---|---|---|
扶養に入る | 国民年金のみ | 約6.5万円 |
扶養に入らない | 国民年金+厚生年金 | 約12万円〜18万円 |
差額 | – | 5.5万円〜11.5万円も多い! |
つまり、扶養に入らずに働くことで、老後の年金が月額5万円以上も増える可能性があるんです!
これは年間で60万円以上、20年間なら1,200万円以上の差になります。
老後の生活を考えると、この差は非常に大きいですよね。
収入の制限がなく自由に働ける

扶養に入ると、年収や勤務時間に制限がかかります。
でも、扶養に入らなければそんな制限は一切なし!
扶養に入っていると「年収が130万円を超えそうだから、残業を断らなきゃ」なんてことになりがち。
でも扶養に入らなければ、働きたいだけ働いて、稼ぎたいだけ稼げるんです。
キャリアアップのチャンスが広がる

扶養の範囲内で働いていると、キャリアアップの機会を逃すこともあります。
扶養に入らなければ、自分のキャリアを最優先に考えられます。
扶養外で働くことで広がるキャリアの可能性
正社員としての安定
正社員として働けば、雇用の安定性が高まります。産休・育休も取りやすく、復職後のキャリアも継続できます。
スキルアップ・資格取得
収入を気にせず、スキルアップや資格取得に時間を使えます。将来の転職や独立にも有利です。
管理職や専門職への道
昇進を断る必要がないので、管理職や専門職としてのキャリアを積めます。
特に30代〜40代は、キャリア形成の重要な時期。
この時期に扶養の範囲内で働くのは、将来のキャリアにとって大きな機会損失になる可能性があります。

えっ!?扶養に入らない方が、老後の年金が月5万円以上も多いの!?

そうなんだにゃ!目先の手取りだけじゃなくて、将来のことも考えることが大事にゃ!
扶養に入らないメリット。経済的な面を詳しく見てみよう
「扶養に入らないと保険料を払わなきゃいけないから損でしょ?」
そう思っている方も多いですが、実は長期的に見ると得になることが多いんです。
年収いくら以上なら扶養に入らない方が得?

扶養に入らない方が得になる年収の目安は、年収180万円以上と言われています。
具体的な手取り額を比較してみましょう。
年収 | 扶養に入る場合の世帯手取り | 扶養に入らない場合の世帯手取り | 差額 |
---|---|---|---|
100万円 | 約98万円 | 約80万円 | 扶養の方が+18万円 |
150万円 | 約146万円 | 約125万円 | 扶養の方が+21万円 |
180万円 | 約173万円 | 約150万円 | 扶養の方が+23万円 |
200万円 | – | 約165万円 | 扶養外の方が得 |
250万円 | – | 約205万円 | 扶養外の方が得 |
年収180万円前後は「損益分岐点」とも呼ばれ、手取りが一時的に減る時期。
でも、年収200万円を超えれば、扶養に入らない方が手取りが多くなります。
社会保険料を払っても将来のリターンが大きい

「扶養に入らないと、健康保険料と年金保険料を自分で払わなきゃいけない」
確かにその通りです。でも、それは将来への投資なんです。
社会保険料は将来への投資
厚生年金保険料
・年収200万円の場合、月額約1.8万円(会社と折半)
・40年間払うと総額約860万円
・でも、65歳から20年間で受け取る年金総額は約2,880万円
・差し引き約2,020万円もプラス!
健康保険料
・年収200万円の場合、月額約1万円(会社と折半)
・病気やケガの保障に加え、出産手当金や傷病手当金も受けられる
つまり、毎月2〜3万円の保険料を払っても、将来的には数千万円のリターンがあるわけです。
これは非常に利回りの良い投資だと言えますよね。
傷病手当金や出産手当金がもらえる

扶養に入らずに自分で社会保険に加入すると、手厚い保障が受けられます。
扶養に入っている場合、これらの手当は一切もらえません。
出産や病気のときに数十万円〜100万円以上の差が出るんです。

出産手当金が65万円!?それは大きいわね!

育休手当も合わせると、出産で約200万円近くもらえるケースもあるにゃ!
結婚後に扶養に入らないデメリットも知っておこう
扶養に入らないメリットは大きいですが、デメリットもあります。
メリットとデメリットの両方を理解して、自分に合った選択をしましょう。
年収150万円〜180万円は手取りが減る

扶養に入らない最大のデメリットは、年収150万円〜180万円の間は手取りが減ること。
この範囲は「働き損ゾーン」とも呼ばれています。
この「働き損ゾーン」を乗り越えるには、年収200万円以上を目指す必要があります。
中途半端に扶養を外れると、一時的に損をすることは覚えておきましょう。
夫の会社の配偶者手当がもらえなくなる

夫の会社に配偶者手当(家族手当)がある場合、扶養を外れると手当がなくなることも。
配偶者手当の影響
一般的な配偶者手当
月額5,000円〜20,000円程度。年間で6万円〜24万円。
支給条件
・配偶者が扶養に入っていること
・配偶者の年収が103万円以下または130万円以下
・会社によって条件は異なる
影響額
月額2万円の手当なら、年間24万円の減収。扶養を外れる判断をする際は、この金額も考慮する必要があります。
扶養を外れる前に、必ず夫の会社の配偶者手当の条件を確認しましょう。
家事や育児との両立が大変になる

扶養に入らずフルタイムで働くと、家事や育児との両立が課題になります。
扶養に入らずに働く場合、夫婦での家事・育児分担が不可欠です。
結婚前にしっかり話し合っておくことが大切ですね。

うぅ…年収150万円〜180万円は働き損なのね…

でも一時的なものにゃ。年収200万円を超えれば逆転するし、将来の年金を考えたら断然お得にゃ!
扶養に入らない方がいい人。こんな人におすすめ
「結局、私は扶養に入らない方がいいの?」
そんな疑問にお答えするため、扶養に入らない方がいい人の特徴をまとめました。
年収200万円以上稼げる見込みがある人

年収200万円以上稼げる見込みがあるなら、迷わず扶養に入らない選択をおすすめします。
特に正社員として働いている方、専門職の方は、扶養に入らない方が確実にメリットが大きいです。
キャリアを大切にしたい人

「結婚してもキャリアを諦めたくない!」という方には、扶養に入らない選択が最適です。
こんな人は扶養に入らない方がいい
・管理職や専門職を目指している
・スキルアップや資格取得に励んでいる
・将来的に独立や起業を考えている
・仕事にやりがいを感じている
・収入制限にストレスを感じる
キャリアを積むことは、自分の市場価値を高めることにもつながります。
万が一の離婚や配偶者の病気・失業などのリスクにも備えられますよ。
老後の生活を重視したい人

老後の生活を重視する方にとって、厚生年金に加入できることは非常に大きなメリットです。
老後の生活費は月額25万円程度と言われています。
国民年金だけでは全く足りませんが、厚生年金があれば夫婦で月額30万円以上の年金が見込めます。

老後の年金が2,000万円も違うなんて…!これは大きいわね!

老後2,000万円問題って聞いたことあるかにゃ?厚生年金に入ればその心配も減るにゃ!
結婚後に扶養に入らないメリットを活かす賢い選択。まとめ
結婚後に扶養に入らないメリットについて、詳しく見てきました。
目先の手取りだけでなく、将来のキャリアや年金を考えることが大切です。

扶養に入るか入らないかは、その人のライフスタイルや価値観によって正解が異なります。
でも、「なんとなく扶養に入っておこう」ではなく、メリット・デメリットを理解した上で選択することが大切です。
特に年収200万円以上稼げる見込みがある方、キャリアを大切にしたい方、老後の生活を重視したい方は、扶養に入らない選択を検討してみてください。
迷ったときは、ファイナンシャルプランナーや社会保険労務士に相談するのもおすすめです。
専門家のアドバイスを受けながら、自分と家族にとってベストな選択を見つけていきましょう!

扶養に入らないメリット、しっかり理解できたわ!将来のことも考えて決めるわね♪

その調子にゃ!自分の人生だから、しっかり考えて納得のいく選択をするにゃ!