国民健康保険料が高すぎる…!生活が苦しい!高い理由は?

お金・制度

「国民健康保険料、高すぎる…」
「毎月こんなに払えない!生活が苦しい…」
「社会保険の時より、なんでこんなに高いの?」

こんな悩みを抱えている方、本当に多いんです。

国民健康保険料の高さに悩む主婦

実は、国民健康保険料が高額になるのには明確な理由があります。

そして、知っていれば使える軽減制度もたくさんあるんです。

この記事では、国民健康保険料が高すぎる理由と、保険料を安くする具体的な方法を徹底解説します。

減免制度や扶養制度の活用法、個人事業主の節約テクニックまで、今すぐ使える情報をお伝えしますので、最後までご覧ください!

国民健康保険料が高すぎる理由

まずは、なぜ国民健康保険料がこんなに高いのか、その理由を見ていきましょう。

保険料の全額を自己負担しなければならない

保険料の負担に悩む主婦

国民健康保険料が高い最大の理由は、保険料の全額を自分で負担しなければならないことです。

会社員の場合、社会保険料は会社と折半(半分ずつ)で負担します。

つまり、実際の保険料の半分だけを自分が払えばよいんです。

しかし、国民健康保険は全額自己負担のため、同じ所得でも実質的な負担が約2倍になってしまいます。

社会保険と国保の負担比較

【社会保険(会社員)】
保険料月額3万円の場合
→ 会社負担:1万5千円、本人負担:1万5千円

【国民健康保険(個人事業主・退職者)】
保険料月額3万円の場合
→ 会社負担:なし、本人負担:3万円(全額)

この負担の差が、「国保は高すぎる」と感じる大きな要因なんです。

ふわママ
ふわママ

えぇっ!会社員の時は半分払ってもらってたのね…知らなかった!

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ…会社員時代は恵まれてたんだにゃ…

前年の所得を基に計算されるため収入が減っても高い

前年の所得で困る主婦

国民健康保険料は、前年の所得を基に計算されるため、タイムラグが発生します。

例えば、前年は会社員として高収入だったけど、今年は退職して収入が減った場合でも、保険料は前年の高い所得で計算されてしまうんです。

「今は収入が少ないのに、なんでこんなに高いの!」と感じるのは、このためなんですね。

前年所得による保険料の例

2024年に年収500万円だった場合
→ 2025年の国民健康保険料:年間約50万円程度

2025年に退職して年収200万円に減った場合でも
→ 2025年の保険料は前年(500万円)で計算される
→ 2026年になってようやく保険料が下がる

このタイムラグが、生活を圧迫する大きな原因になっています。

ただし、後述する減免制度を使えば、この負担を軽減できる可能性があります。

扶養の概念がなく家族全員分の保険料がかかる

家族の保険料に悩む主婦

社会保険には「扶養」という制度がありますが、国民健康保険には扶養の概念がありません

つまり、家族一人ひとりが被保険者として保険料を支払う必要があるんです。

夫婦と子ども2人の4人家族なら、4人分の保険料がかかります。

家族構成による保険料の違い

【社会保険の場合】
夫が会社員、妻と子ども2人が扶養
→ 保険料は夫の分だけ(家族分は追加負担なし)

【国民健康保険の場合】
夫が個人事業主、妻と子ども2人
→ 4人全員分の保険料がかかる(家族が多いほど高額に)

家族が多い世帯ほど、国保の負担感は重くなってしまいます。

「子どもの分まで保険料がかかるなんて!」と驚く方も多いんです。

40歳以上は介護保険料が加算される

介護保険料に驚く主婦

40歳以上の方は、国民健康保険料に介護保険料が加算されます。

この介護保険料も、決して安くはありません。

健康保険料だけでも高いのに、介護保険料まで上乗せされるため、40歳になった途端に保険料が跳ね上がったと感じる方が多いんです。

40歳以上の保険料の内訳

・医療分保険料:医療費の財源
・後期高齢者支援金分:高齢者医療の財源
・介護分保険料:介護保険の財源(40歳以上のみ)

介護保険料は所得によって異なりますが、年間数万円から十数万円になることもあります。

これが、40代以降の方が「保険料が高すぎる」と感じる要因の一つなんです。

ふわママ
ふわママ

もう無理…生活できないわ…どうすればいいの?

しごにゃん
しごにゃん

落ち着くにゃ!これから保険料を安くする方法を教えるにゃ!

国民健康保険料を安くする方法

「高すぎて払えない…」と諦める前に、保険料を安くする方法を知っておきましょう。

実は、使える制度や工夫がいくつもあるんです。

減免・免除制度を利用する

減免制度を調べる主婦

最も効果的なのが、減免・免除制度の利用です。

多くの自治体では、所得が一定以下の場合や、特別な事情がある場合に、保険料の減額や免除を受けられる制度があります。

減免・免除が認められる主なケース

・失業や廃業により収入が大幅に減少した
・世帯の所得が一定基準以下である
・災害により住宅や家財に損害を受けた
・世帯主が死亡、または重度の障害を負った
・新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した

減免制度は自治体によって条件が異なるため、まずはお住まいの市区町村の窓口に相談してみましょう。

申請すれば、保険料が2割〜7割減額されることもあるんです。

低所得世帯の軽減例

・7割軽減:世帯所得が43万円以下
・5割軽減:世帯所得が43万円+(29万円×被保険者数)以下
・2割軽減:世帯所得が43万円+(53.5万円×被保険者数)以下

※自治体により基準が異なります

「知らなかった」という理由で損をしている方が本当に多いんです。

まずは市区町村に問い合わせてみることをおすすめします。

家族の社会保険の扶養に入る

扶養について相談する主婦

配偶者や親など、社会保険に加入している家族の扶養に入ることで、保険料の負担をゼロにできます。

扶養に入るための主な条件は、年収130万円未満(60歳以上または障害者は180万円未満)です。

パート勤務の主婦の方などは、この扶養制度を活用することで、大幅に負担を減らせるんです。

扶養に入るメリット

・国民健康保険料の負担がゼロになる
・国民年金保険料も第3号被保険者として負担なし
・医療費の自己負担割合は変わらない(3割)

ただし、扶養に入ると年収に制限がかかるため、収入を増やしたい方には向きません。

自分のライフスタイルに合わせて、判断することが大切です。

ふわママ
ふわママ

え!夫の扶養に入れば保険料ゼロになるの?

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!年収130万円未満なら扶養に入れるにゃ!

青色申告特別控除で所得を抑える(個人事業主向け)

確定申告をする主婦

個人事業主の方は、青色申告特別控除を活用することで、所得を抑えることができます。

青色申告をすると、最大65万円の特別控除が受けられるため、その分所得が減り、保険料の計算基礎額も下がるんです。

青色申告特別控除の効果

【例】年間売上500万円、経費200万円の場合
・白色申告:所得300万円 → 保険料約30万円
・青色申告:所得300万円−65万円=235万円 → 保険料約23万円

→ 年間約7万円の保険料削減!

青色申告には事前の届出が必要ですが、保険料だけでなく所得税や住民税も減るため、個人事業主の方には強くおすすめします。

法人化して社会保険に加入する(個人事業主向け)

法人化を検討する主婦

収入が一定以上ある個人事業主の方は、法人化して社会保険に加入することで、保険料を抑えられる場合があります。

法人化すると、自分自身が会社の代表者として社会保険に加入できます。

報酬額を調整することで、国保よりも安い保険料に抑えられることもあるんです。

法人化のメリット・デメリット

【メリット】
・社会保険料を会社と折半できる
・厚生年金に加入できる(将来の年金額が増える)
・家族を従業員として社保に加入させられる

【デメリット】
・法人設立の費用と手間がかかる
・社会保険の加入が義務になる
・税理士費用などのランニングコストが増える

法人化は、年収が500万円以上ある方に特にメリットがあると言われています。

税理士に相談して、シミュレーションしてもらうとよいでしょう。

国民健康保険料が払えない時の対処法

「どうしても払えない…」という時は、放置せずに必ず対処しましょう。

市区町村の窓口で分割納付を相談する

窓口で相談する主婦

保険料が払えない場合は、市区町村の窓口で分割納付を相談しましょう。

一括では払えなくても、月々の支払額を減らして、分割で納めることができる場合があります。

放置して滞納すると、督促や差し押さえに発展する可能性があるため、早めに相談することが重要です。

分割納付のメリット

・月々の負担を軽減できる
・延滞金の発生を最小限に抑えられる
・差し押さえなどの強制徴収を回避できる
・窓口で真摯に相談すれば、柔軟に対応してもらえる

「払えない」ということは恥ずかしいことではありません。

多くの方が同じ悩みを抱えています。

勇気を出して相談してみましょう。

短期被保険者証や資格証明書が交付される可能性

保険証を見て困る主婦

滞納が続くと、短期被保険者証や資格証明書が交付されることがあります。

短期被保険者証は有効期間が短い保険証で、頻繁に更新が必要になります。

さらに滞納が続くと、資格証明書が交付され、医療費が一時的に10割自己負担になってしまうんです。

滞納時の保険証の変化

・滞納1年未満:短期被保険者証(有効期間が短い)
・滞納1年以上:資格証明書(医療費10割負担)
・滞納1年半以上:保険給付の停止(医療費が返ってこない)

このような事態を避けるためにも、払えない場合は必ず窓口に相談しましょう。

絶対に放置してはいけない理由

差し押さえに驚く主婦

保険料を滞納し続けると、最終的には財産の差し押さえに発展します。

国民健康保険料は税金と同じように、強制徴収の対象なんです。

給与や預貯金、不動産などが差し押さえられる可能性があるため、絶対に放置してはいけません。

ふわママ
ふわママ

うぅ…どうしよう…本当に払えないのよ…

しごにゃん
しごにゃん

だからこそ、一人で抱え込まずに市役所に相談するにゃ!必ず解決策はあるにゃ!

国民健康保険料が高すぎる。負担を減らす方法を知って対策しよう:まとめ

国民健康保険料が高いのには、明確な理由があります。

前向きに対策する主婦

しかし、減免制度や扶養制度、青色申告など、負担を減らす方法はいくつもあるんです。

国民健康保険料を安くする方法まとめ

・減免・免除制度を利用する
・家族の社会保険の扶養に入る
・青色申告特別控除で所得を抑える
・法人化して社会保険に加入する
・払えない時は分割納付を相談する
・絶対に放置しない

「高すぎて払えない」と諦める前に、まずは市区町村の窓口に相談してみましょう。

減免制度や分割納付など、必ず何かしらの対策があります。

一人で悩まず、勇気を出して相談することが、解決への第一歩です。

この記事で紹介した方法を参考に、自分に合った対策を見つけてくださいね。

ふわママ
ふわママ

なるほど!まずは減免制度が使えるか、市役所に聞いてみるわ♪

しごにゃん
しごにゃん

その調子にゃ!知識があれば、必ず道は開けるにゃ!

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