「失業保険をもらってるけど、バイトしても大丈夫なの?」
「働いたら失業保険が止まっちゃうんじゃない?」
「バレなければ問題ないよね?」
失業保険を受給中の方なら、誰もが一度は考えたことがある疑問ではないでしょうか。

失業保険だけでは生活が厳しいから、少しでも収入を増やしたい。
でも、「バイトしたら失業保険がもらえなくなるかも…」という不安がありますよね。
実は、ルールを守れば失業保険をもらいながらバイトすることは可能なんです。
この記事では、失業保険を受給しながらバイトをする際の具体的な条件とルール、申告方法、減額を防ぐコツまで徹底解説します。
「無申告でバイトしたらどうなる?」「どのくらいまでなら働ける?」といった疑問にもお答えします。正しい知識を身につけて、安心して収入を増やしましょう。
失業保険もらいながらバイトすることは可能?基本ルール
まず最初に確認しておきたいのが、「失業保険をもらいながらバイトしても大丈夫なのか?」という点。
結論から言うと、条件を守れば可能です。
失業保険受給中のバイトは申告すれば問題なし

失業保険を受給しながらバイトをすることは、法律で禁止されているわけではありません。
ただし、必ずハローワークに申告することが条件です。
「バレなければいいや」と無申告で働くと、後で発覚した際に不正受給として厳しいペナルティが科されます。

え?申告すればバイトしても大丈夫なの?知らなかったわ…

そうにゃ!ちゃんと申告して、ルールを守れば何も問題ないんだにゃ!
守るべき5つの条件

失業保険をもらいながらバイトをするには、以下の5つの条件を守る必要があります。
失業保険受給中にバイトする5つの条件
1. 週の労働時間を20時間未満に抑えること
2. 雇用契約は31日未満であること
3. 必ずハローワークに申告すること
4. 待機期間中(7日間)は働かないこと
5. 求職活動も並行して行うこと
これらの条件をすべて満たせば、失業保険を受給しながらバイトをすることができます。
逆に、一つでも守れていないと、失業保険の受給資格を失う可能性があるので注意が必要です。
無申告のリスク。必ずバレる理由

「バイト先に口止めしてもらえばバレないのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、企業が税務署に給与支払報告書を提出するため、必ずバレます。
「バレなければいいや」ではなく、「正直に申告する」が正解です。

えー!?3倍返しなんて怖すぎる…絶対申告しないとダメなのね…

そうにゃ!正直に申告すれば何も怖くないから、必ず報告するにゃ!
失業保険もらいながらバイト。週20時間未満のルール
失業保険を受給しながらバイトをする際、最も重要なルールが「週20時間未満」という条件です。
週20時間以上働くと失業保険が停止される

週の労働時間が20時間以上になると、雇用保険の加入対象となるため、「失業状態」とは認められなくなります。
つまり、週20時間以上働くと「もう失業していない」と判断され、失業保険の支給が停止されてしまうんです。
週の労働時間 | 失業保険の扱い | 判定 |
---|---|---|
週19時間以下 | 受給可能 | 失業状態と認められる |
週20時間ちょうど | 受給停止 | 就労状態とみなされる |
週20時間以上 | 受給停止 | 雇用保険加入対象 |
週19時間と週20時間では、たった1時間の違いですが、扱いは全く異なるので注意が必要ですね。
週の労働時間の計算方法

週の労働時間は、月曜日から日曜日までの7日間で計算します。
複数のバイト先で働いている場合は、すべての勤務時間を合算する必要があります。
複数のバイトを掛け持ちする場合は、特に注意が必要です。
シフト管理を徹底すること

シフト制のバイトをする場合、毎週の労働時間を自分で管理することが大切です。
シフト管理のコツ
・カレンダーに毎日の労働時間を記録
・週単位(月曜~日曜)で合計を計算
・19時間以内に収まるよう調整
・繁忙期は特に注意
・スマホのアプリで管理するのもおすすめ
週によって20時間を超えてしまうと、その週は失業保険が支給されないので、シフトが出たら必ず確認しましょう。

なるほど!週19時間以内なら大丈夫なのね♪

そうにゃ!でも週ごとに管理するのを忘れないようにするにゃ!
失業保険もらいながらバイト。31日未満のルール
週20時間未満を守っていても、雇用契約の期間にも注意が必要です。
雇用契約は31日未満にすること

週20時間未満でも、雇用契約が31日以上になると「就職」とみなされる可能性があります。
失業保険は「失業中の人」への給付なので、31日以上の雇用契約を結ぶと「もう失業していない」と判断されてしまうんです。
そのため、働く場合は31日未満の短期契約にしておく必要があります。
おすすめのバイト形態

失業保険を受給しながら働く場合、以下のようなバイト形態がおすすめです。
これらの働き方であれば、31日未満の条件を満たしやすいですね。
更新の可能性ありは要注意

雇用契約書に「更新の可能性あり」と書かれている場合は、実質31日以上の雇用とみなされることがあるので注意が必要です。
契約内容に不安がある場合は、働き始める前にハローワークに相談しましょう。
失業保険もらいながらバイト。労働時間と支給への影響
「週20時間未満で31日未満の契約なら、どれだけ働いても失業保険は満額もらえるの?」
実は、1日の労働時間によって失業保険の扱いが変わってくるんです。
1日4時間未満なら減額されて支給される

1日の労働時間が4時間未満の場合、失業保険は減額されますが支給されます。
減額の計算式は以下の通りです。
つまり、4時間未満で働けば、失業保険とバイト代の両方を受け取れるということですね。
1日4時間以上なら繰り越しになる

1日の労働時間が4時間以上の場合、その日の失業保険は支給されません。
ただし、不支給となった日数分は支給期間の最後に繰り越されるため、最終的には満額受給できる可能性があります。
労働時間 | 失業保険の扱い | その日の収入 |
---|---|---|
4時間未満 | 減額されて支給 | 失業保険+バイト代 |
4時間以上 | 支給されない(繰り越し) | バイト代のみ |
短期的に収入を増やしたいなら4時間未満、トータルで満額もらえればいいなら4時間以上でも問題ありません。
待機期間中は絶対に働かない

失業保険の受給資格が決定してから最初の7日間は「待機期間」と呼ばれ、この期間は一切働くことができません。
待機期間中に働いてしまうと、その日数分だけ待機期間が延長されてしまうので注意が必要です。

あっ!最初の7日間は働いちゃダメなのね。危なかったわ…

そうにゃ!待機期間が終わってから働き始めるにゃ!
失業保険もらいながらバイトする際の申告方法
バイトをする場合、どのように申告すればいいのかを具体的に見ていきましょう。
失業認定申告書への正確な記入

認定日にハローワークに提出する「失業認定申告書」に、働いた日と時間、収入を正確に記入します。
記入漏れや虚偽申告があると不正受給になるので、正確に記入しましょう。
求職活動実績も忘れずに

バイトをしていても、認定日までに2回以上の求職活動実績が必要です。
バイトに時間を取られすぎて、求職活動がおろそかになると、失業保険の受給資格を失う可能性があるので注意しましょう。
求職活動として認められるもの
・ハローワークでの職業相談
・求人への応募
・企業説明会への参加
・職業訓練の受講
・求人サイトでの応募
・民間職業紹介所での相談
働きながらでも、ハローワークに行って職業相談をするだけで実績になるので、定期的に足を運びましょう。
バイトが見つかったらすぐにハローワークに相談

バイトを始める前に、事前にハローワークに相談しておくと安心です。
「こういう働き方をしたいけど大丈夫か?」と聞けば、具体的なアドバイスがもらえます。

事前に相談できるんだ…それなら安心ね

そうにゃ!困ったときは一人で抱え込まず、どんどん相談するのが一番にゃ!
困ったときの相談先
「自分のケースはどうなるの?」「ルールがよく分からない…」
そんなときは、迷わず専門家に相談しましょう。
ハローワークで無料相談

失業保険に関する疑問は、ハローワークで無料相談できます。
窓口で「失業保険をもらいながらバイトしたい」と伝えれば、具体的なアドバイスがもらえるので安心です。
しごママで情報をチェック

当サイト「しごママ」では、主婦の働き方に関する情報を幅広く発信しています。
失業保険の受給方法や、扶養の範囲内で働く方法、パートの税金や社会保険の仕組みなど、主婦が知っておきたい情報が満載です。
「これってどうすればいいの?」と迷ったときは、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。
失業保険もらいながらバイト。ルールを守って安心収入アップ
失業保険を受給しながらバイトをする方法について、詳しく解説してきました。

ルールさえ守れば、失業保険をもらいながらバイトすることは可能です。
無申告で働くと大きなペナルティがありますが、正しく申告すれば何も怖くありません。
失業保険だけでは生活が厳しいという方も、ルールを守ってバイトをすれば収入を増やせます。
正しく申告すれば、安心して働きながら失業保険を受給できるんです。
分からないことがあれば、迷わずハローワークに相談してくださいね。
正しい知識を身につけて、賢く収入を増やしていきましょう。

よーし!ルールを守って週19時間以内で働くわ!がんばるわよ♪

その意気にゃ!正しく申告して、安心して働こうにゃ!分からないことがあったら、またしごママを見に来てにゃ!