「失業保険をもらいながらバイトしたいけど、いくらまで稼いでいいの?」
「稼ぎすぎたら失業保険が減らされるって本当?」
「具体的にいくらまでなら大丈夫なの?」
失業保険を受給しながらバイトをする際、「収入の上限」が最も気になるポイントですよね。

「働きすぎて失業保険が減ったら意味がない」「でも少しでも収入を増やしたい」。
そんなジレンマを抱えている方も多いはず。
実は、失業保険を減額されずに稼げる収入には明確な基準があるんです。
この記事では、失業保険を受給しながらバイトで稼げる収入の上限、減額の計算方法、月収の目安まで徹底解説します。
「基本手当日額の80%って何?」「自分の場合はいくらまで稼げるの?」といった疑問にもお答えします。具体的な数字で分かりやすく説明しますね。
失業保険もらいながらバイト。いくらまでなら減額されない?
まず最初に理解しておきたいのが、「いくらまで稼げるか」の基準です。
これは、あなたの失業保険の基本手当日額によって変わってきます。
基本手当日額の80%が減額されないラインの目安

失業保険を減額されずに稼げる金額の目安は、(基本手当日額×80%)+控除額1,340円までです。
この計算式が、減額されるかどうかの分かれ目になります。
つまり、基本手当日額が高い人ほど、減額されずに稼げる金額も多くなるということですね。
基本手当日額別の収入上限一覧

具体的な金額で見てみましょう。
基本手当日額 | 減額されない収入上限(1日) | 月収の目安(週3日) |
---|---|---|
3,000円 | 3,740円 | 約44,880円 |
4,000円 | 4,540円 | 約54,480円 |
5,000円 | 5,340円 | 約64,080円 |
6,000円 | 6,140円 | 約73,680円 |
7,000円 | 6,940円 | 約83,280円 |
※計算式:(基本手当日額×0.8)+1,340円
例えば、基本手当日額が5,000円の場合、1日5,340円までなら減額されないということになります。

えぇっ!?自分の基本手当日額によって変わるのね!知らなかったわ!

そうにゃ!だから自分の基本手当日額を確認するのが大事なんだにゃ!
自分の基本手当日額の確認方法

基本手当日額は、雇用保険受給資格者証に記載されています。
基本手当日額の確認方法
1. ハローワークで受け取った「雇用保険受給資格者証」を用意
2. 「基本手当日額」の欄を確認
3. その金額をもとに収入上限を計算
計算式:(基本手当日額×0.8)+1,340円=減額されない上限
受給資格者証が手元にない場合は、ハローワークで確認できます。
失業保険もらいながらバイトでいくらまで稼ぐと減額される?計算例
では、実際に減額される場合はどうなるのでしょうか。
具体的な計算例で見ていきましょう。
減額の計算式と具体例

バイト収入が基準を超えた場合の減額の計算式は以下の通りです。
言葉だけだと分かりにくいので、具体例で見てみましょう。
ケース1:減額されない場合

この場合、バイト収入が減額ラインを超えていないため、失業保険は満額支給されます。
ケース2:減額される場合

この場合、バイト収入が減額ラインを超えているため、失業保険が1,660円減額されます。
ただし、合計収入は減額されない場合よりも多いので、働いた方が得になりますね。

なるほど!減額されても、働いた方が合計収入は増えるのね♪

そうにゃ!だから減額を恐れずに、稼げるときは稼いだ方がいいにゃ!
失業保険もらいながらバイト。月にいくらまで稼げる?
「1日あたりの上限は分かったけど、月にするといくらまで?」
そんな疑問にお答えします。
週20時間未満の制限も考慮する

月収を計算する際は、週20時間未満という制限も考慮する必要があります。
つまり、いくら1日あたりの収入が減額ラインを超えていなくても、週20時間以上働くと失業保険が止まってしまうんです。
基本手当日額別の月収目安

週3日、1日3.5時間働いた場合の月収目安を計算してみましょう。
基本手当日額 | 時給1,000円 (週3日×3.5h) | 時給1,200円 (週3日×3.5h) | 時給1,500円 (週3日×3.5h) |
---|---|---|---|
3,000円 | 約42,000円 | 約50,400円 | 約63,000円 |
4,000円 | 約42,000円 | 約50,400円 | 約63,000円 |
5,000円 | 約42,000円 | 約50,400円 | 約63,000円 |
6,000円 | 約42,000円 | 約50,400円 | 約63,000円 |
※週3日×3.5時間×4週=月42時間
※時給1,000円の場合:42時間×1,000円=42,000円
週3日、1日3.5時間なら、週10.5時間(20時間未満)で、時給1,000円の場合は月約42,000円稼げる計算になります。
最も効率的な働き方

失業保険を減額されずに最大限稼ぐには、以下の働き方がおすすめです。
この働き方なら、失業保険とバイト代の両方を満額受け取れます。
失業保険もらいながらバイト。いくらまで稼いでも問題ないケース
実は、いくら稼いでも失業保険に影響しないケースもあるんです。
給付制限期間中は20時間以上でもOK

自己都合退職の場合、給付制限期間(2ヶ月または3ヶ月)があります。
この期間中は、週20時間以上働いても、いくら稼いでも問題ありません。
なぜなら、給付制限期間中はまだ失業保険が支給されていないからです。
給付制限期間中にしっかり稼いでおくのも一つの戦略ですね。
待機期間が明けるまでは働けない

ただし、待機期間(最初の7日間)は一切働けません。
待機期間中に働いてしまうと、その日数分だけ待機期間が延長されてしまうので注意が必要です。
働けるタイミング
❌ 待機期間(7日間):一切働けない
⚠️ 給付制限期間(2~3ヶ月):いくら働いてもOK
✅ 受給開始後:週20時間未満、収入制限あり

あっ!給付制限期間中はいくら働いてもいいのね!知らなかったわ!

そうにゃ!給付制限期間中にしっかり稼いでおくのもアリだにゃ!
失業保険もらいながらバイト。収入を申告する方法
いくら稼いだとしても、必ずハローワークに申告する必要があります。
失業認定申告書への正確な記入

認定日にハローワークに提出する「失業認定申告書」に、働いた日と時間、収入を正確に記入します。
収入金額は、手取りではなく税込で記入するので注意しましょう。
無申告は絶対NG。3倍返しのペナルティ

「少額だからバレない」「短期バイトだから大丈夫」と思っても、企業が税務署に給与支払報告書を提出するため、必ずバレます。
正直に申告すれば何も怖くないので、必ず報告しましょう。
困ったときの相談先
「計算が複雑で分からない…」「自分のケースはどうなるの?」
そんなときは、迷わず専門家に相談しましょう。
ハローワークで無料相談

失業保険に関する疑問は、ハローワークで無料相談できます。
「自分の場合、いくらまで稼いでいいのか」と聞けば、具体的に教えてもらえるので安心です。
しごママで情報をチェック

当サイト「しごママ」では、主婦の働き方に関する情報を幅広く発信しています。
失業保険の受給方法や、扶養の範囲内で働く方法、パートの税金や社会保険の仕組みなど、主婦が知っておきたい情報が満載です。
「これってどうすればいいの?」と迷ったときは、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。
失業保険もらいながらバイトはいくらまで?賢く稼いで損しない働き方を
失業保険を受給しながらバイトで稼げる金額の上限について、詳しく解説してきました。

基本手当日額の80%+1,340円が減額されないラインの目安だということがお分かりいただけたと思います。
自分の基本手当日額を確認して、減額されないラインを計算しておけば、安心してバイトができます。
ルールを守って正しく申告すれば、失業保険とバイト代の両方を受け取れるんです。
分からないことがあれば、迷わずハローワークに相談してくださいね。
正しい知識を身につけて、賢く収入を増やしていきましょう。

よーし!自分の基本手当日額を確認して、上限内で賢く稼ぐわ♪

その意気にゃ!計算して、賢く働こうにゃ!分からないことがあったら、またしごママを見に来てにゃ!