失業保険もらいながら週20時間以内で働く方法!損しない収入管理術

お金・制度

「失業保険をもらってるけど、少しだけ働いてもいいの?」
「週20時間以内なら大丈夫って聞いたけど、本当?」
「働いたら失業保険が減らされるんじゃないの?」

失業保険を受給中の方なら、こんな疑問を感じたことがあるはずです。

失業保険と働くことに悩む主婦

失業保険だけでは生活が厳しいから、少しでも収入を増やしたい。

でも、「働いたら失業保険が止まってしまうのでは?」という不安がありますよね。

実は、ルールを守れば失業保険をもらいながら週20時間以内で働くことができるんです。

この記事では、失業保険を受給しながら週20時間以内で働くための具体的な条件とルール、申告方法、減額を防ぐコツまで徹底解説します。

「働いてもバレないだろう」と無申告で働くと、後で大きなペナルティがあるので要注意。正しい知識を身につけて、安心して収入を増やしましょう。

失業保険もらいながら週20時間以内で働くことは可能?基本ルール

まず最初に確認しておきたいのが、「失業保険をもらいながら働いても大丈夫なのか?」という点。

結論から言うと、条件を守れば可能です。

週20時間未満なら失業保険をもらいながら働ける

週20時間の働き方

失業保険を受給しながら働く場合、週の労働時間が20時間未満であることが大前提です。

なぜ20時間なのかというと、週20時間以上の労働は雇用保険の加入対象となるため、「失業状態」とは認められなくなるから。

週20時間以上働くと、失業保険の支給が停止されてしまいます。

ふわママ
ふわママ

え?20時間未満ならいいの?じゃあ週19時間働けば大丈夫なのね♪

しごにゃん
しごにゃん

ちょっと待つにゃ!20時間未満でも、他にも守らないといけないルールがあるんだにゃ!

雇用契約は31日未満が原則

雇用契約について

週20時間未満でも、雇用契約が31日以上になると「就職」とみなされる可能性があります。

失業保険は「失業中の人」への給付なので、31日以上の雇用契約を結ぶと「もう失業していない」と判断されてしまうんです。

そのため、働く場合は31日未満の短期契約にしておく必要があります。

31日ルールの注意点

単発バイトや日雇い、1ヶ月未満の短期パートなどであれば問題ありません。ただし、「更新の可能性あり」と書かれている場合は、実質31日以上の雇用とみなされることもあるので注意が必要です。

必ずハローワークに申告すること

ハローワークへの申告

失業保険を受給しながら働く場合、必ずハローワークに申告しなければなりません

「バレなければいいや」と無申告で働くと、後で発覚した際に不正受給として厳しいペナルティが科されます。

認定日に提出する「失業認定申告書」に、働いた日と時間、収入を正確に記入しましょう。

無申告のリスク

・不正受給として全額返還+2倍の罰金
・刑事告発される可能性
・以降の失業保険受給資格を失う
・企業の給与支払報告でバレる

ふわママ
ふわママ

えー!?3倍返しなんて怖すぎる…ちゃんと申告しないとダメなのね…

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!正直に申告すれば何も怖くないから、必ず報告するにゃ!

失業保険もらいながら週20時間以内で働くと支給額はどうなる?

「働いたら失業保険が減らされるのでは?」という心配がありますよね。

実は、働いた時間や日数によって失業保険の扱いが変わってくるんです。

1日4時間未満の労働は減額の可能性あり

減額について

1日4時間未満の労働をした場合、その日の失業保険は支給されますが、内職手当として扱われ、収入に応じて減額される可能性があります。

減額の計算式は以下の通りです。

減額の計算方法

(収入-控除額1,340円)が基本手当日額の80%を超える場合、その超えた分が減額されます。

:基本手当日額5,000円、働いて6,000円稼いだ場合
(6,000円-1,340円) = 4,660円
5,000円×80% = 4,000円
4,660円 > 4,000円 なので、660円が減額
実際の受給額:5,000円-660円 = 4,340円

つまり、働いた収入と失業保険を合わせると、働かない日よりも収入が増えることになります。

1日4時間以上の労働は繰り越しになる

繰り越しの仕組み

1日4時間以上働いた日は、その日の失業保険は支給されません。

ただし、不支給となった日数分は支給期間の最後に繰り越されるため、最終的には満額受給できる可能性があります。

労働時間失業保険の扱い給付日数への影響
1日4時間未満支給されるが減額の可能性給付日数は減らない
1日4時間以上その日は不支給不支給日数分を後ろに繰り越し

例えば、給付日数が90日の場合、10日間4時間以上働いたとすると、その10日分は後ろに繰り越され、合計100日間受給できることになります。

ふわママ
ふわママ

えぇっ!?繰り越してもらえるの!?じゃあ損はしないのね♪

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!だから4時間以上働く日があっても、トータルで見れば損にはならないにゃ!

週によって20時間を超える場合の注意点

シフト管理の注意

シフト制のパートで働く場合、週によって20時間を超えてしまうことがあるかもしれません。

この場合、20時間を超えた週は「就職」とみなされ、その週の失業保険は支給されません

シフト管理には十分注意し、どうしても20時間を超えそうな場合は、事前にハローワークに相談しましょう。

シフト管理のコツ

・1週間(月曜~日曜)の労働時間を毎日記録
・シフトが出たら週単位で合計時間を計算
・19時間以内に収まるよう調整
・繁忙期は特に注意
・不安な場合はハローワークに事前相談

失業保険受給中に働く際の申告方法と手順

実際に働く場合、どのように申告すればいいのかを具体的に見ていきましょう。

失業認定申告書への記入方法

申告書の記入

認定日にハローワークに提出する「失業認定申告書」に、働いた日と時間、収入を記入します。

申告書に記入する内容

働いた日付(すべて記入)
労働時間(1日ごとに記入)
収入金額(税込で記入)
雇用主の名称
仕事の内容

記入漏れや虚偽申告があると不正受給になるので、正確に記入しましょう。

求職活動実績も忘れずに

求職活動について

失業保険を受給するためには、認定日までに2回以上の求職活動実績が必要です。

働いている場合でも、この求職活動実績は必須なので忘れないようにしましょう。

求職活動として認められるもの

・ハローワークでの職業相談
・求人への応募
・企業説明会への参加
・職業訓練の受講
・求人サイトでの応募
・民間職業紹介所での相談

働きながらでも、ハローワークに行って職業相談をするだけで実績になるので、定期的に足を運びましょう。

待機期間中は働けない

待機期間について

失業保険の受給資格が決定してから最初の7日間は「待機期間」と呼ばれ、この期間は一切働くことができません。

待機期間中に働いてしまうと、その日数分だけ待機期間が延長されてしまうので注意が必要です。

待機期間の注意点

・最初の7日間は絶対に働かない
・1時間でも働くと待機期間がリセット
・アルバイトだけでなく内職もNG
・手伝い程度でも報酬があればNG

ふわママ
ふわママ

あっ!最初の7日間は働いちゃダメなのね。知らなかったら働いちゃうところだったわ…

しごにゃん
しごにゃん

危なかったにゃ!待機期間が終わってから働き始めるにゃ!

失業保険と扶養の関係。扶養内で働けるの?

主婦の方が気になるのが、「失業保険と扶養の関係」ですよね。

実は、失業保険を受給している間は、扶養から外れる可能性があるんです。

失業保険の日額が3,612円以上だと扶養から外れる

扶養について

健康保険の扶養に入るためには、年収130万円未満という条件があります。

失業保険の基本手当日額を年収換算すると、日額3,612円以上(3,612円×365日≒130万円)の場合、年収130万円を超えるとみなされ、扶養から外れる可能性が高いです。

失業保険の日額扶養の可否対応
3,611円以下扶養に入れるそのまま扶養継続
3,612円以上扶養から外れる国民健康保険に加入

扶養から外れた場合、国民健康保険国民年金に自分で加入する必要があります。

失業保険が終われば再び扶養に入れる

再び扶養に入る

失業保険の受給が終われば、再び扶養に入ることができます

扶養から外れている期間は数ヶ月程度なので、一時的に国民健康保険料を払っても、失業保険の受給額の方が大きければ損にはなりません。

扶養に関する手続き

1. 失業保険受給開始時に扶養から抜ける手続き
2. 国民健康保険と国民年金に加入
3. 失業保険受給終了後、再び扶養に入る手続き
4. 夫の会社の健康保険組合に確認

健康保険組合によってルールが異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心ですね。

失業保険もらいながら週20時間以内で働く際のよくある質問

ここでは、失業保険受給中の働き方について、よくある質問に答えていきます。

Q1. 週19時間働いても本当に大丈夫?

質問に答える

A. 週19時間以内で、雇用契約が31日未満、そしてハローワークに正しく申告していれば問題ありません。

ただし、毎週ギリギリ19時間で働くよりも、週によって変動させる方が安全です。

Q2. 日雇いバイトなら申告しなくてもいい?

日雇いバイトについて

A. いいえ、日雇いバイトでも必ず申告が必要です。

「1日だけだからバレない」と思っても、企業が税務署に給与支払報告書を提出するため、後で必ずバレます。

Q3. 自己都合退職でも週20時間以内で働ける?

自己都合退職について

A. はい、自己都合退職でも同じルールが適用されます。

ただし、自己都合退職の場合は待機期間7日+給付制限期間(2ヶ月または3ヶ月)があるので、その期間が終わってから働き始めましょう。

ふわママ
ふわママ

なるほど!ルールさえ守れば働けるのね♪安心したわ!

しごにゃん
しごにゃん

その調子にゃ!ルールを守って、しっかり申告すれば何も怖くないにゃ!

困ったときの相談先

「自分のケースはどうなるの?」「ルールがよく分からない…」

そんなときは、迷わず専門家に相談しましょう。

ハローワークに相談する

ハローワークでの相談

失業保険に関する疑問は、ハローワークで無料相談できます。

「こういう働き方をしたいけど大丈夫か?」と事前に相談すれば、具体的なアドバイスがもらえるので安心です。

しごママで情報をチェック

しごママで情報収集

当サイト「しごママ」では、主婦の働き方に関する情報を幅広く発信しています。

失業保険の受給方法や、扶養の範囲内で働く方法、パートの税金や社会保険の仕組みなど、主婦が知っておきたい情報が満載です。

「これってどうすればいいの?」と迷ったときは、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。

失業保険もらいながら週20時間以内で働く。ルールを守って安心収入アップ

失業保険を受給しながら週20時間以内で働く方法について、詳しく解説してきました。

前向きに進む主婦

ルールさえ守れば、失業保険をもらいながら働くことは可能です。

無申告で働くと大きなペナルティがありますが、正しく申告すれば何も怖くありません。

この記事のポイント

週20時間未満であれば失業保険をもらいながら働ける
雇用契約は31日未満にすること
必ずハローワークに申告すること
1日4時間未満なら減額の可能性あり
1日4時間以上は繰り越しになる
待機期間中は絶対に働かない
日額3,612円以上だと扶養から外れる可能性
求職活動実績も忘れずに

失業保険だけでは生活が厳しいという方も、週20時間以内で働けば収入を増やせます。

ルールを守って正しく申告すれば、安心して働きながら失業保険を受給できるんです。

分からないことがあれば、迷わずハローワークに相談してくださいね。

正しい知識を身につけて、賢く収入を増やしていきましょう。

ふわママ
ふわママ

よーし!ルールを守って週19時間以内で働くわ!がんばるわよ♪

しごにゃん
しごにゃん

その意気にゃ!正しく申告して、安心して働こうにゃ!分からないことがあったら、またしごママを見に来てにゃ!

タイトルとURLをコピーしました