失業保険を受給中の主婦の皆さんなら、こんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

結論から言うと、働き方次第で損することもあれば、得することもあります。
大切なのは、どんなときに損するのか、どうすれば損しないのかを正しく理解すること。
この記事では、失業保険受給中にアルバイトをして損するケースと得するケースを徹底解説!
減額される条件、損しない働き方、不正受給のリスクまで主婦目線で分かりやすくお伝えします。正しく働いて、失業保険も収入も両方手に入れる方法を確認しましょう。
- 失業保険でアルバイトすると損するって本当?
- 失業保険で損するケース①。1日4時間未満で減額
- 失業保険で損するケース②。先送り分を受け取れない
- 失業保険で損するケース③。週20時間以上で受給停止
- 失業保険で損しない働き方。得するパターン
- 失業保険で最大の損。不正受給のリスク
- 失業保険とアルバイトの損得。よくある質問
- ハローワークに相談して損しない働き方を確認
- 失業保険とアルバイト、損しない働き方。まとめ
- 失業保険でアルバイトすると損するって本当?
- 失業保険で損するケース①。1日4時間未満で減額
- 失業保険で損するケース②。先送り分を受け取れない
- 失業保険で損するケース③。週20時間以上で受給停止
- 失業保険で損しない働き方。得するパターン
- 失業保険で最大の損。不正受給のリスク
- 失業保険とアルバイトの損得。よくある質問
- ハローワークに相談して損しない働き方を確認
- 失業保険とアルバイト、損しない働き方。まとめ
失業保険でアルバイトすると損するって本当?
まず最初に知っておきたいのが、「アルバイトすると必ず損する」わけではないということ。
状況によって損得が大きく変わるんです。
アルバイトして損するケースとは

失業保険受給中にアルバイトをして損するケースは主に3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アルバイトして得するケースもある

逆に、アルバイトして得するケースもあるんです。
正しく働けば、失業保険を満額もらいながら収入も増やせるわけですから。
つまり、働き方を間違えなければ損しないんです。

え?損するケースもあれば得するケースもあるの?どっちなの?

働き方次第にゃ!これから詳しく説明するから、しっかり理解するにゃ!
損得を分けるポイントは3つ

損するか得するかを分けるポイントは、主に3つあります。
損得を分ける3つのポイント
✓ 1日の労働時間(4時間以上か未満か)
✓ 週の労働時間(20時間以上か未満か)
✓ 受給期間の残り日数(先送り分を受け取れるか)
この3つを理解すれば、損しない働き方が見えてきます。
失業保険で損するケース①。1日4時間未満で減額
最も多くの人が気にするのが、減額されて損するケースです。
これは1日4時間未満働いたときに起こります。
1日4時間未満だと減額される仕組み

1日4時間未満働いた場合、その日は「内職・手伝い」とみなされ、失業保険は支給されますが減額される可能性があります。
具体的には、アルバイト収入と失業保険の合計が、前職の賃金日額の80%を超えると減額されるんです。
そして、減額された分は戻ってきません。
これが「損する」といわれる最大の理由。
労働時間 | 失業保険の扱い | 損得 |
---|---|---|
1日4時間以上 | 不支給(先送り) | 損しない |
1日4時間未満 | 支給されるが減額の可能性 | 損する場合あり |
具体的にいくら損する?計算例

実際にいくら損するのか、具体例で見てみましょう。
【例】
・前職の賃金日額:10,000円
・基本手当日額:5,000円
・アルバイト収入:4,500円
・控除額:1,344円
減額計算式:4,500円 + 5,000円 – 8,000円(賃金日額の80%) – 1,344円 = 156円
この場合、失業保険から156円が減額されます。
つまり、本来もらえる5,000円が4,844円になるわけです。
アルバイト収入4,500円を足しても、合計9,344円。
失業保険だけもらっていたら5,000円なので、確かに収入は増えていますが、減額された156円は戻ってこないため、トータルでは少し損していることになります。
どのくらい働くと減額されるのか

減額されないギリギリのラインを知っておくと便利です。
一般的には、賃金日額の80% – 基本手当日額 – 控除額までなら減額されません。
賃金日額 | 基本手当日額 | 減額されない収入の上限 |
---|---|---|
8,000円 | 4,000円 | 約1,056円 |
10,000円 | 5,000円 | 約1,656円 |
12,000円 | 6,000円 | 約2,256円 |
この金額を超えると減額されて損することに。
だからこそ、1日4時間以上働いた方が確実に損しないんです。

えー!減額されると戻ってこないの?それは損だわ…

だから1日4時間以上働くことが大切にゃ!そうすれば減額されないにゃ!
失業保険で損するケース②。先送り分を受け取れない
1日4時間以上働けば減額されないと説明しましたが、実はもう一つ損するリスクがあります。
それが「先送り分を受け取れない」ケース。
先送りの仕組みを理解する

1日4時間以上働いた日は、その日の失業保険が支給されず「先送り」になります。
先送りされた分は、受給期間の最後に受け取れる仕組み。
例えば、90日分の給付日数がある人が10日間アルバイトをした場合、受給期間が10日延びて、合計90日分は必ずもらえるはずです。
ところが、受給期間には期限があるんです。
受給期間内に受け取れず損するパターン

具体的にどんなときに損するのか見てみましょう。
【損するパターン】
・給付日数:90日
・認定を受けるのが遅くて、受給開始が離職から6カ月後
・アルバイトで30日分が先送り
・受給期間の1年が迫っている
このケースだと、先送りされた30日分のうち、受給期間内に受け取れない日数が発生してしまう可能性があるんです。
結果として、本来もらえるはずだった失業保険を受け取れず損をすることに。
損しないためには受給期間を確認

先送りで損しないためには、自分の受給期間がいつまでかをしっかり確認することが大切。
雇用保険受給資格者証に記載されている「受給期間満了日」を必ずチェックしましょう。
満了日が近い場合は、アルバイトを控えるか、先送りが発生しない範囲で働くことを検討する必要があります。

えっ!先送りされても期限があるのね!それは知らなかったわ!

ちょっと待てぇぇ!受給期間満了日は絶対に確認するにゃ!これ超重要にゃ!
失業保険で損するケース③。週20時間以上で受給停止
最も大きな損失となるのが、週20時間以上働いて受給資格を失うケースです。
これは減額どころの話ではありません。
週20時間以上で就職とみなされる

雇用保険の規定では、週20時間以上働くと「就職した」とみなされます。
つまり、もう失業状態ではなくなるため、失業保険の受給資格そのものを失ってしまうんです。
しかも、再就職手当ももらえません。
残りの給付日数がたくさんあっても、すべて消滅してしまうため、これが最大の損失。
どのくらい損するのか具体例

週20時間以上働いて受給資格を失うと、どのくらい損するのでしょうか。
【具体例】
・基本手当日額:5,000円
・残りの給付日数:60日
・週20時間以上働いて受給停止
この場合、5,000円 × 60日 = 300,000円を失うことに。
30万円という大きな金額を失うわけですから、これは避けなければなりません。
だからこそ、週19時間以内に必ず抑えることが鉄則なんです。
複数のバイトを掛け持ちする場合も注意

複数のアルバイトを掛け持ちする場合も、すべての労働時間を合計します。
A社で週12時間、B社で週10時間だと、合計22時間になりアウト。
「それぞれ20時間未満だから大丈夫」ではないので注意しましょう。

30万円も失うなんて…それは絶対に避けないと…

週19時間以内なら絶対に大丈夫にゃ!この数字は絶対に守るにゃ!
失業保険で損しない働き方。得するパターン
ここまで損するケースを説明してきましたが、損しない働き方ももちろんあります。
正しく働けば、むしろ得することも。
1日4時間以上、週19時間以内なら損しない

損しない働き方の基本は、1日4時間以上、週19時間以内です。
この条件を守れば、失業保険は先送りになるだけで減額されることはありません。
受給期間内に先送り分を受け取れれば、トータルで失業保険を満額もらえます。
しかも、アルバイト収入も入るので、失業保険のみより確実に収入が増えるんです。
損しないシフトパターン例
✓ 週3日×5時間 = 週15時間
✓ 週4日×4時間15分 = 週17時間
✓ 週2日×6時間 = 週12時間
✓ 週3日×6時間 = 週18時間
トータル収入で比較してみる

実際にトータル収入で比較してみましょう。
【パターンA:アルバイトしない】
・基本手当日額:5,000円
・30日分:150,000円
【パターンB:週3日、1日5時間アルバイト(時給1,200円)】
・アルバイト収入:1,200円 × 5時間 × 12日 = 72,000円
・失業保険(18日分):5,000円 × 18日 = 90,000円
・合計:162,000円
パターンBの方が12,000円も多く稼げます。
しかも、12日分先送りされた失業保険は後で受け取れるので、トータルで182,000円になるわけです。
つまり、アルバイトした方が32,000円も得なんです。
働くメリットは収入だけじゃない

アルバイトをするメリットは、収入が増えるだけではありません。
これらのメリットを考えると、条件を守ってアルバイトをする方が断然おすすめです。

わぁ!ちゃんと働けばこんなに得するのね!やる気が出てきたわ♪

その調子にゃ!正しく働けば損しないどころか得するにゃ!
失業保険で最大の損。不正受給のリスク
ここまで紹介した損失よりも、さらに恐ろしい損失があります。
それが「不正受給」。
申告しないと不正受給になる

アルバイトをしたのに申告しないと、不正受給とみなされます。
「少しくらいならバレないだろう」なんて思ってはいけません。
税金の記録や雇用保険のデータから必ずバレます。
不正受給で失う金額の例

不正受給がバレると、どのくらいの損失になるのでしょうか。
【例】
・不正に受給した金額:30万円
返還額:
・受給額:30万円
・追徴金(2倍):60万円
・合計:90万円
30万円を不正受給した結果、90万円を支払わなければならないという恐ろしいペナルティ。
これほど大きな損失はありません。
正直に申告すれば何も怖くない

逆に言えば、正直に申告していれば何も怖いことはありません。
失業認定申告書にアルバイトをした日、時間、収入をきちんと記入すれば、ハローワークが適切に処理してくれます。
減額されたとしても、それは正当な処理。
不正受給のリスクに比べれば、申告して減額される方がずっとマシです。

うわーん!90万円なんて絶対に払えない!怖すぎるわ…

だから正直に申告することが一番大事にゃ!これだけは絶対に守ってにゃ!
失業保険とアルバイトの損得。よくある質問
ここでは、失業保険とアルバイトの損得についてよくある質問をまとめました。
Q1. 結局、アルバイトはした方がいいの?

A. 受給期間に余裕があるなら、した方が得です。
1日4時間以上、週19時間以内で働けば、トータルの収入は確実に増えます。
ただし、受給期間満了日が近い場合は、先送り分を受け取れないリスクがあるので注意しましょう。
Q2. 単発バイトでも損する可能性はある?

A. 働き方次第です。
1日だけの単発バイトでも、4時間未満で高収入だと減額される可能性があります。
逆に、5〜6時間しっかり働けば、その日の失業保険が先送りになるだけで損はしません。
Q3. 受給期間満了日まであと1カ月。働くべき?

A. 慎重に判断しましょう。
満了日まで1カ月しかない場合、アルバイトで先送りされた分を受け取れない可能性が高いです。
この場合は、アルバイトを控えるか、働く日数を最小限にすることをおすすめします。

受給期間満了日が本当に大事なのね!しっかり確認しなきゃ!

そのとおりにゃ!自分の状況をよく確認して判断するにゃ!
ハローワークに相談して損しない働き方を確認
失業保険とアルバイトの損得について迷ったら、ハローワークに相談するのが確実です。
ハローワークで無料相談できる

失業保険に関する疑問は、ハローワークで無料相談できます。
「この働き方だと損しますか?」「受給期間内に受け取れますか?」といった具体的な質問に、職員の方が丁寧に答えてくれます。
自分の状況に合わせた最適な働き方をアドバイスしてもらえるので、不安な方はぜひ相談してみましょう。
しごママで再就職の情報をチェック

「失業保険を活用しながら、どうやって次の仕事を探せばいいか分からない」という方は、当サイト「しごママ」の他の記事もぜひチェックしてみてください。
しごママは、主婦の再就職や働き方に特化したメディアです。
失業保険の活用方法、面接対策、履歴書の書き方、扶養内で働く方法まで、主婦が働くために必要な情報を網羅的に掲載しています。「自分に合った働き方が分からない」という方は、関連記事で具体的なステップを確認できます。
失業保険とアルバイト、損しない働き方。まとめ
失業保険受給中にアルバイトをして損するのか、得するのかについて詳しく解説してきました。

働き方次第で損することもあれば、得することもあるというのが結論です。
損するケースは主に3つ。
1日4時間未満で働いて減額される、先送り分を受給期間内に受け取れない、週20時間以上働いて受給資格を失う。
これらを避けるには、正しい働き方を知ることが大切です。
逆に、1日4時間以上、週19時間以内で働けば、失業保険は先送りになるだけで減額されません。
受給期間に余裕があれば、トータルの収入は確実に増えるので得になります。
週3日×5時間、週4日×4時間15分など、自分のライフスタイルに合わせてシフトを組んでみてください。
そして何より大切なのは、正直に申告すること。
不正受給は必ずバレますし、ペナルティは受給額の3倍という恐ろしいもの。
正直に申告していれば、何も怖いことはありません。
失業保険は、次の仕事を見つけるまでの大切な生活の支え。
賢く活用して、損しない働き方を選びましょう。
そして、アルバイトをしながら働く感覚を取り戻し、理想の仕事を見つけてくださいね!

すごくよく分かったわ!損しない働き方で頑張ってみるわね♪

その調子にゃ!条件を守って、正直に申告すれば大丈夫にゃ!応援してるにゃ!
「失業保険をもらいながらアルバイトすると損するって聞いたけど本当?」
「減額されて結局損になるんじゃないの?」
「働かない方がお得なの?」
失業保険を受給中の主婦の皆さんなら、こんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

結論から言うと、働き方次第で損することもあれば、得することもあります。
大切なのは、どんなときに損するのか、どうすれば損しないのかを正しく理解すること。
この記事では、失業保険受給中にアルバイトをして損するケースと得するケースを徹底解説!
減額される条件、損しない働き方、不正受給のリスクまで主婦目線で分かりやすくお伝えします。正しく働いて、失業保険も収入も両方手に入れる方法を確認しましょう。
失業保険でアルバイトすると損するって本当?
まず最初に知っておきたいのが、「アルバイトすると必ず損する」わけではないということ。
状況によって損得が大きく変わるんです。
アルバイトして損するケースとは

失業保険受給中にアルバイトをして損するケースは主に3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アルバイトして得するケースもある

逆に、アルバイトして得するケースもあるんです。
正しく働けば、失業保険を満額もらいながら収入も増やせるわけですから。
つまり、働き方を間違えなければ損しないんです。

え?損するケースもあれば得するケースもあるの?どっちなの?

働き方次第にゃ!これから詳しく説明するから、しっかり理解するにゃ!
損得を分けるポイントは3つ

損するか得するかを分けるポイントは、主に3つあります。
損得を分ける3つのポイント
✓ 1日の労働時間(4時間以上か未満か)
✓ 週の労働時間(20時間以上か未満か)
✓ 受給期間の残り日数(先送り分を受け取れるか)
この3つを理解すれば、損しない働き方が見えてきます。
失業保険で損するケース①。1日4時間未満で減額
最も多くの人が気にするのが、減額されて損するケースです。
これは1日4時間未満働いたときに起こります。
1日4時間未満だと減額される仕組み

1日4時間未満働いた場合、その日は「内職・手伝い」とみなされ、失業保険は支給されますが減額される可能性があります。
具体的には、アルバイト収入と失業保険の合計が、前職の賃金日額の80%を超えると減額されるんです。
そして、減額された分は戻ってきません。
これが「損する」といわれる最大の理由。
労働時間 | 失業保険の扱い | 損得 |
---|---|---|
1日4時間以上 | 不支給(先送り) | 損しない |
1日4時間未満 | 支給されるが減額の可能性 | 損する場合あり |
具体的にいくら損する?計算例

実際にいくら損するのか、具体例で見てみましょう。
【例】
・前職の賃金日額:10,000円
・基本手当日額:5,000円
・アルバイト収入:4,500円
・控除額:1,344円
減額計算式:4,500円 + 5,000円 – 8,000円(賃金日額の80%) – 1,344円 = 156円
この場合、失業保険から156円が減額されます。
つまり、本来もらえる5,000円が4,844円になるわけです。
アルバイト収入4,500円を足しても、合計9,344円。
失業保険だけもらっていたら5,000円なので、確かに収入は増えていますが、減額された156円は戻ってこないため、トータルでは少し損していることになります。
どのくらい働くと減額されるのか

減額されないギリギリのラインを知っておくと便利です。
一般的には、賃金日額の80% – 基本手当日額 – 控除額までなら減額されません。
賃金日額 | 基本手当日額 | 減額されない収入の上限 |
---|---|---|
8,000円 | 4,000円 | 約1,056円 |
10,000円 | 5,000円 | 約1,656円 |
12,000円 | 6,000円 | 約2,256円 |
この金額を超えると減額されて損することに。
だからこそ、1日4時間以上働いた方が確実に損しないんです。

えー!減額されると戻ってこないの?それは損だわ…

だから1日4時間以上働くことが大切にゃ!そうすれば減額されないにゃ!
失業保険で損するケース②。先送り分を受け取れない
1日4時間以上働けば減額されないと説明しましたが、実はもう一つ損するリスクがあります。
それが「先送り分を受け取れない」ケース。
先送りの仕組みを理解する

1日4時間以上働いた日は、その日の失業保険が支給されず「先送り」になります。
先送りされた分は、受給期間の最後に受け取れる仕組み。
例えば、90日分の給付日数がある人が10日間アルバイトをした場合、受給期間が10日延びて、合計90日分は必ずもらえるはずです。
ところが、受給期間には期限があるんです。
受給期間内に受け取れず損するパターン

具体的にどんなときに損するのか見てみましょう。
【損するパターン】
・給付日数:90日
・認定を受けるのが遅くて、受給開始が離職から6カ月後
・アルバイトで30日分が先送り
・受給期間の1年が迫っている
このケースだと、先送りされた30日分のうち、受給期間内に受け取れない日数が発生してしまう可能性があるんです。
結果として、本来もらえるはずだった失業保険を受け取れず損をすることに。
損しないためには受給期間を確認

先送りで損しないためには、自分の受給期間がいつまでかをしっかり確認することが大切。
雇用保険受給資格者証に記載されている「受給期間満了日」を必ずチェックしましょう。
満了日が近い場合は、アルバイトを控えるか、先送りが発生しない範囲で働くことを検討する必要があります。

えっ!先送りされても期限があるのね!それは知らなかったわ!

ちょっと待てぇぇ!受給期間満了日は絶対に確認するにゃ!これ超重要にゃ!
失業保険で損するケース③。週20時間以上で受給停止
最も大きな損失となるのが、週20時間以上働いて受給資格を失うケースです。
これは減額どころの話ではありません。
週20時間以上で就職とみなされる

雇用保険の規定では、週20時間以上働くと「就職した」とみなされます。
つまり、もう失業状態ではなくなるため、失業保険の受給資格そのものを失ってしまうんです。
しかも、再就職手当ももらえません。
残りの給付日数がたくさんあっても、すべて消滅してしまうため、これが最大の損失。
どのくらい損するのか具体例

週20時間以上働いて受給資格を失うと、どのくらい損するのでしょうか。
【具体例】
・基本手当日額:5,000円
・残りの給付日数:60日
・週20時間以上働いて受給停止
この場合、5,000円 × 60日 = 300,000円を失うことに。
30万円という大きな金額を失うわけですから、これは避けなければなりません。
だからこそ、週19時間以内に必ず抑えることが鉄則なんです。
複数のバイトを掛け持ちする場合も注意

複数のアルバイトを掛け持ちする場合も、すべての労働時間を合計します。
A社で週12時間、B社で週10時間だと、合計22時間になりアウト。
「それぞれ20時間未満だから大丈夫」ではないので注意しましょう。

30万円も失うなんて…それは絶対に避けないと…

週19時間以内なら絶対に大丈夫にゃ!この数字は絶対に守るにゃ!
失業保険で損しない働き方。得するパターン
ここまで損するケースを説明してきましたが、損しない働き方ももちろんあります。
正しく働けば、むしろ得することも。
1日4時間以上、週19時間以内なら損しない

損しない働き方の基本は、1日4時間以上、週19時間以内です。
この条件を守れば、失業保険は先送りになるだけで減額されることはありません。
受給期間内に先送り分を受け取れれば、トータルで失業保険を満額もらえます。
しかも、アルバイト収入も入るので、失業保険のみより確実に収入が増えるんです。
損しないシフトパターン例
✓ 週3日×5時間 = 週15時間
✓ 週4日×4時間15分 = 週17時間
✓ 週2日×6時間 = 週12時間
✓ 週3日×6時間 = 週18時間
トータル収入で比較してみる

実際にトータル収入で比較してみましょう。
【パターンA:アルバイトしない】
・基本手当日額:5,000円
・30日分:150,000円
【パターンB:週3日、1日5時間アルバイト(時給1,200円)】
・アルバイト収入:1,200円 × 5時間 × 12日 = 72,000円
・失業保険(18日分):5,000円 × 18日 = 90,000円
・合計:162,000円
パターンBの方が12,000円も多く稼げます。
しかも、12日分先送りされた失業保険は後で受け取れるので、トータルで182,000円になるわけです。
つまり、アルバイトした方が32,000円も得なんです。
働くメリットは収入だけじゃない

アルバイトをするメリットは、収入が増えるだけではありません。
これらのメリットを考えると、条件を守ってアルバイトをする方が断然おすすめです。

わぁ!ちゃんと働けばこんなに得するのね!やる気が出てきたわ♪

その調子にゃ!正しく働けば損しないどころか得するにゃ!
失業保険で最大の損。不正受給のリスク
ここまで紹介した損失よりも、さらに恐ろしい損失があります。
それが「不正受給」。
申告しないと不正受給になる

アルバイトをしたのに申告しないと、不正受給とみなされます。
「少しくらいならバレないだろう」なんて思ってはいけません。
税金の記録や雇用保険のデータから必ずバレます。
不正受給で失う金額の例

不正受給がバレると、どのくらいの損失になるのでしょうか。
【例】
・不正に受給した金額:30万円
返還額:
・受給額:30万円
・追徴金(2倍):60万円
・合計:90万円
30万円を不正受給した結果、90万円を支払わなければならないという恐ろしいペナルティ。
これほど大きな損失はありません。
正直に申告すれば何も怖くない

逆に言えば、正直に申告していれば何も怖いことはありません。
失業認定申告書にアルバイトをした日、時間、収入をきちんと記入すれば、ハローワークが適切に処理してくれます。
減額されたとしても、それは正当な処理。
不正受給のリスクに比べれば、申告して減額される方がずっとマシです。

うわーん!90万円なんて絶対に払えない!怖すぎるわ…

だから正直に申告することが一番大事にゃ!これだけは絶対に守ってにゃ!
失業保険とアルバイトの損得。よくある質問
ここでは、失業保険とアルバイトの損得についてよくある質問をまとめました。
Q1. 結局、アルバイトはした方がいいの?

A. 受給期間に余裕があるなら、した方が得です。
1日4時間以上、週19時間以内で働けば、トータルの収入は確実に増えます。
ただし、受給期間満了日が近い場合は、先送り分を受け取れないリスクがあるので注意しましょう。
Q2. 単発バイトでも損する可能性はある?

A. 働き方次第です。
1日だけの単発バイトでも、4時間未満で高収入だと減額される可能性があります。
逆に、5〜6時間しっかり働けば、その日の失業保険が先送りになるだけで損はしません。
Q3. 受給期間満了日まであと1カ月。働くべき?

A. 慎重に判断しましょう。
満了日まで1カ月しかない場合、アルバイトで先送りされた分を受け取れない可能性が高いです。
この場合は、アルバイトを控えるか、働く日数を最小限にすることをおすすめします。

受給期間満了日が本当に大事なのね!しっかり確認しなきゃ!

そのとおりにゃ!自分の状況をよく確認して判断するにゃ!
ハローワークに相談して損しない働き方を確認
失業保険とアルバイトの損得について迷ったら、ハローワークに相談するのが確実です。
ハローワークで無料相談できる

失業保険に関する疑問は、ハローワークで無料相談できます。
「この働き方だと損しますか?」「受給期間内に受け取れますか?」といった具体的な質問に、職員の方が丁寧に答えてくれます。
自分の状況に合わせた最適な働き方をアドバイスしてもらえるので、不安な方はぜひ相談してみましょう。
しごママで再就職の情報をチェック

「失業保険を活用しながら、どうやって次の仕事を探せばいいか分からない」という方は、当サイト「しごママ」の他の記事もぜひチェックしてみてください。
しごママは、主婦の再就職や働き方に特化したメディアです。
失業保険の活用方法、面接対策、履歴書の書き方、扶養内で働く方法まで、主婦が働くために必要な情報を網羅的に掲載しています。「自分に合った働き方が分からない」という方は、関連記事で具体的なステップを確認できます。
失業保険とアルバイト、損しない働き方。まとめ
失業保険受給中にアルバイトをして損するのか、得するのかについて詳しく解説してきました。

働き方次第で損することもあれば、得することもあるというのが結論です。
損するケースは主に3つ。
1日4時間未満で働いて減額される、先送り分を受給期間内に受け取れない、週20時間以上働いて受給資格を失う。
これらを避けるには、正しい働き方を知ることが大切です。
逆に、1日4時間以上、週19時間以内で働けば、失業保険は先送りになるだけで減額されません。
受給期間に余裕があれば、トータルの収入は確実に増えるので得になります。
週3日×5時間、週4日×4時間15分など、自分のライフスタイルに合わせてシフトを組んでみてください。
そして何より大切なのは、正直に申告すること。
不正受給は必ずバレますし、ペナルティは受給額の3倍という恐ろしいもの。
正直に申告していれば、何も怖いことはありません。
失業保険は、次の仕事を見つけるまでの大切な生活の支え。
賢く活用して、損しない働き方を選びましょう。
そして、アルバイトをしながら働く感覚を取り戻し、理想の仕事を見つけてくださいね!

すごくよく分かったわ!損しない働き方で頑張ってみるわね♪

その調子にゃ!条件を守って、正直に申告すれば大丈夫にゃ!応援してるにゃ!