失業保険をもらいながらアルバイト。減額されない働き方を完全解説

お金・制度

「失業保険をもらいながら、ちょっとアルバイトしたいんだけど…」
「減額されずに働く方法ってあるのかな?」
「どのくらいの時間なら大丈夫なの?」

失業保険を受給中の主婦の皆さんなら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

失業保険とアルバイトに悩む主婦

実は、失業保険を受給しながらアルバイトをすること自体は可能なんです。

ただし、働き方によっては減額されたり、支給停止になったりすることも。

でも安心してください。

正しい条件を守れば、失業保険を減額されずにアルバイトできるんです。

この記事では、失業保険を減額されずにアルバイトする方法を徹底解説!

1日4時間以上働くべき理由、週20時間以内に抑えるコツ、収入制限の計算方法、申告の仕方まで主婦目線で分かりやすくお伝えします。賢く働いて、失業保険も満額受け取りましょう。

  1. 失業保険受給中にアルバイトしても大丈夫?基本ルール
    1. 失業保険とアルバイトは両立できる
    2. 減額されないための4つの条件
    3. 申告しないと不正受給になる
  2. 失業保険を減額されないコツ。1日4時間以上働くべき理由
    1. 1日4時間以上なら減額されない仕組み
    2. 1日4時間未満だと減額される理由
    3. 4時間ピッタリはNG。4時間1分以上がベスト
  3. 失業保険を減額されないために。週20時間以内に抑えるコツ
    1. 週20時間を超えると就職とみなされる
    2. 週20時間以内で働くシフトの組み方
    3. 複数のアルバイトを掛け持ちする場合の注意点
  4. 失業保険を減額されないために。契約期間は31日以内に
    1. 31日以上の契約は就職とみなされる
    2. 単発・短期バイトがおすすめの理由
    3. 更新予定のある契約は要注意
  5. 失業保険を減額されないために。収入額の調整方法
    1. 賃金日額の80%がボーダーライン
    2. 高収入のアルバイトは避けるべき?
    3. 交通費や手当は収入に含まれる?
  6. 失業保険受給中のアルバイト。申告の仕方
    1. 失業認定申告書への記入方法
    2. 給与明細や契約書は保管しておく
    3. 虚偽申告は絶対にNG
  7. 失業保険が減額されるケースと減額額の計算方法
    1. 1日4時間未満で働くと減額される
    2. 減額されないギリギリのラインは?
    3. 減額されても損とは限らない
  8. 失業保険とアルバイト、減額されない働き方。まとめ

失業保険受給中にアルバイトしても大丈夫?基本ルール

まず最初に押さえておきたいのが、失業保険を受給しながらアルバイトする際の基本ルールです。

これを知らないと、うっかり減額されたり、最悪の場合は不正受給になってしまうことも。

失業保険とアルバイトは両立できる

アルバイトの可能性を知って安心する主婦

結論から言うと、失業保険を受給しながらアルバイトをすること自体は認められています

「失業中なのに働いたらダメなんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

ハローワークも、求職活動をしながら生活費を補うためのアルバイトは認めているんです。

ただし、条件を守らないと減額や支給停止になるので、そこが重要なポイント。

失業保険受給中のアルバイトで守るべき大原則

・必ずハローワークに申告すること
・就職とみなされない範囲で働くこと
・正しい条件を守れば減額されない
・虚偽申告は不正受給になる

減額されないための4つの条件

条件を確認する主婦

失業保険を減額されずにアルバイトするには、4つの条件を守る必要があります。

これらの条件を満たせば、失業保険を満額受け取りながら働けるんです。

失業保険が減額されない4つの条件

1日の労働時間を4時間以上にする
1週間の労働時間を20時間以内にする
アルバイトの契約期間を31日以内にする
収入額を適切に調整する

この4つの条件について、これから詳しく解説していきますね。

ふわママ
ふわママ

え?アルバイトしても大丈夫なの?失業保険もらってるのに…

しごにゃん
しごにゃん

大丈夫にゃ!条件を守れば問題ないにゃ。むしろハローワークも生活費を補う働き方は認めてるにゃ!

申告しないと不正受給になる

申告の重要性を理解する主婦

失業保険受給中にアルバイトをする際、最も重要なのが「正直に申告すること」です。

「少しくらいなら黙っていても大丈夫かな…」なんて思ってはいけません。

アルバイト収入を申告せずにいると、不正受給とみなされて大変なことになります。

不正受給がバレたときのペナルティ

・受給した失業保険の全額返還
・返還額の2倍の追徴金(合計3倍の支払い)
・今後の失業保険受給資格の停止
・悪質な場合は刑事告発される可能性も

バレないと思っていても、税金の記録や雇用保険のデータから必ずバレます。

リスクが大きすぎるので、必ず正直に申告しましょう。

失業保険を減額されないコツ。1日4時間以上働くべき理由

減額されずに働くための最大のポイントが、「1日4時間以上」働くことです。

これには明確な理由があります。

1日4時間以上なら減額されない仕組み

4時間以上の働き方を理解する主婦

失業保険の仕組みでは、1日4時間以上働いた日は「就労」とみなされます

就労日とみなされると、その日の失業保険は支給されません。

「えっ、それって損じゃないの?」と思うかもしれませんが、実は違うんです。

支給されなかった日数分は、受給期間の最後に先送りされるだけなので、トータルでもらえる金額は変わりません。

つまり、1日4時間以上働けば、減額されることなく失業保険を満額受け取れるわけです。

働き方その日の失業保険トータル受給額
1日4時間以上不支給(先送り)減額なし
1日4時間未満減額される可能性あり減額される
ふわママ
ふわママ

へぇ!4時間以上働いた日は支給されないけど、トータルでは満額もらえるのね!

しごにゃん
しごにゃん

そのとおりにゃ!これが減額されずに働くための最大のポイントにゃ!

1日4時間未満だと減額される理由

減額の仕組みを理解する主婦

逆に、1日4時間未満の場合はどうなるでしょうか。

4時間未満の場合、その日は「内職・手伝い」とみなされ、失業保険は支給されるものの、収入に応じて減額される可能性があります。

具体的には、アルバイト収入と失業保険の合計額が、前職の賃金日額の80%を超えると減額されてしまうんです。

減額された分は戻ってこないため、トータルで受け取れる金額が減ってしまいます

1日4時間未満で働くデメリット

・収入によっては失業保険が減額される
・減額された分は戻ってこない
・トータルでもらえる金額が減る
・計算が複雑で管理が面倒

だからこそ、減額されたくないなら1日4時間以上働くことが鉄則なんです。

4時間ピッタリはNG。4時間1分以上がベスト

労働時間を確認する主婦

ここで注意したいのが、「4時間ピッタリ」はNGだということ

失業保険の規定では、「4時間以上」というのは4時間を超えるという意味なんです。

つまり、4時間ちょうどは「4時間未満」扱いになってしまい、減額対象になる可能性が。

安全を期すなら、4時間1分以上働くようにしましょう

実務的には、4時間15分や4時間30分など、余裕を持った時間設定がおすすめです。

減額されない労働時間の目安

・4時間ピッタリ → 減額の可能性あり
・4時間1分〜 → 減額されない
・4時間15分〜 → 安全圏
・5時間〜 → 確実に減額なし

失業保険を減額されないために。週20時間以内に抑えるコツ

1日4時間以上働くことと同じくらい重要なのが、週の労働時間を20時間以内に抑えることです。

これを超えると、失業保険どころではない事態になります。

週20時間を超えると就職とみなされる

週20時間の制限を知って驚く主婦

雇用保険の規定では、週20時間以上働くと「就職した」とみなされます

つまり、もう失業状態ではなくなるため、失業保険の受給資格そのものを失ってしまうんです。

減額どころか、受給が完全にストップしてしまうので、これだけは絶対に避けなければなりません。

週20時間以上働いてしまうと…

・失業保険の受給資格を失う
・再就職手当ももらえない
・受給期間が残っていても打ち切り
・雇用保険に加入しなければならない

ですから、週19時間以内に必ず抑えることが鉄則です。

週20時間以内で働くシフトの組み方

シフトを調整する主婦

では、具体的にどうやってシフトを組めばいいのでしょうか。

1日4時間以上、週20時間以内という条件を満たす働き方を考えてみましょう。

減額されないシフトパターン例

週3日×5時間 = 週15時間
週4日×4時間15分 = 週17時間
週2日×6時間 = 週12時間
週3日×6時間 = 週18時間

このように、1日4時間以上、週19時間以内の範囲で自由に組めます。

おすすめは、週3日×5〜6時間のパターン。

週に3日だけなら負担も少なく、求職活動の時間も十分確保できますよね。

ふわママ
ふわママ

なるほど!週3日で1日5時間なら、無理なく働けそうね!

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!週3日なら求職活動もできるし、ちょうどいいバランスにゃ!

複数のアルバイトを掛け持ちする場合の注意点

複数のアルバイトを考える主婦

「2つのアルバイトを掛け持ちしたい」という場合もあるでしょう。

その場合、すべてのアルバイトの労働時間を合計して週20時間以内にする必要があります。

例えば、A社で週10時間、B社で週8時間なら合計18時間でセーフ。

しかし、A社で週12時間、B社で週10時間だと合計22時間になり、アウトです。

掛け持ちする場合は、トータルの労働時間管理をしっかり行いましょう。

失業保険を減額されないために。契約期間は31日以内に

もう一つの重要な条件が、アルバイトの契約期間です。

これも減額されないための大切なポイント。

31日以上の契約は就職とみなされる

契約書を確認する主婦

雇用保険では、契約期間が31日以上ある場合、雇用保険の加入対象になります。

つまり、31日以上の契約だと「就職した」とみなされ、失業保険の受給資格を失ってしまうんです。

ですから、アルバイトをするなら契約期間を31日以内にする必要があります。

契約期間の判断基準

・契約期間30日以内 → 失業保険受給OK
・契約期間31日以上 → 就職とみなされる
・期間の定めなし → 就職とみなされる
・更新前提の契約 → 就職とみなされる

単発・短期バイトがおすすめの理由

単発バイトを探す主婦

失業保険を受給しながら働くなら、単発バイトや短期バイトが最適です。

1日だけ、1週間だけ、といった短期の仕事なら、契約期間の心配もありません。

イベントスタッフや軽作業、データ入力などの単発案件は、失業保険受給中の方にぴったり。

失業保険受給中におすすめのアルバイト

・単発のイベントスタッフ
・試験監督(1日のみ)
・軽作業(短期契約)
・在宅データ入力(日雇い)
・倉庫内作業(週単位契約)

更新予定のある契約は要注意

契約更新を心配する主婦

「最初は1カ月契約だけど、更新する予定」という場合は注意が必要です。

形式上は1カ月契約でも、更新前提の場合は継続雇用とみなされる可能性があるんです。

ハローワークに申告する際は、「更新の予定があるかどうか」も正直に伝えましょう。

虚偽の申告をすると、後で不正受給とみなされるリスクがあります。

ふわママ
ふわママ

ふむふむ。単発バイトなら契約期間の心配もなくて安心ね!

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!単発なら気楽だし、色んな仕事を経験できるから一石二鳥にゃ!

失業保険を減額されないために。収入額の調整方法

4つ目の条件が、収入額の調整です。

1日4時間以上働けば基本的には減額されませんが、収入額によっては例外もあるので注意しましょう。

賃金日額の80%がボーダーライン

収入を計算する主婦

1日4時間未満働いた場合、アルバイト収入と失業保険の合計が、前職の賃金日額の80%を超えると減額されます。

賃金日額とは、離職前6カ月の給料を180日で割った1日あたりの平均賃金のこと。

例えば、前職の賃金日額が10,000円だった場合、80%は8,000円。

失業保険が1日5,000円もらえるとしたら、アルバイト収入が3,000円を超えると減額対象になります。

賃金日額80%のライン失業保険減額されない収入
8,000円6,400円4,000円2,400円まで
10,000円8,000円5,000円3,000円まで
12,000円9,600円6,000円3,600円まで

ただし、1日4時間以上働けば、収入額に関係なく減額されません

やはり1日4時間以上が安全ですね。

高収入のアルバイトは避けるべき?

時給を確認する主婦

「時給が高いアルバイトは避けた方がいいの?」と思う方もいるでしょう。

結論から言うと、1日4時間以上働くなら、時給が高くても問題ありません

時給1,500円で6時間働いて9,000円稼いでも、その日の失業保険が先送りになるだけで減額はされません。

むしろ、短時間でしっかり稼げる高時給のバイトの方が効率的。

週20時間以内に抑えられるので、高時給バイトは失業保険受給中に最適なんです。

高時給アルバイトのメリット

・短時間で効率的に稼げる
・週20時間以内に抑えやすい
・求職活動の時間を確保しやすい
・体力的な負担が少ない

交通費や手当は収入に含まれる?

交通費を確認する主婦

「交通費も収入に含まれるの?」という疑問もよく聞かれます。

答えは、実費弁償の交通費は収入に含まれません

つまり、実際にかかった交通費が支給される場合は、収入としてカウントされないんです。

ただし、定額で支給される交通費(例:毎日1,000円)は収入に含まれるので注意しましょう。

また、深夜手当や残業手当などの各種手当も収入に含まれます。

失業保険受給中のアルバイト。申告の仕方

条件を守って働いても、申告を正しくしないと意味がありません

ここでは、具体的な申告方法を解説します。

失業認定申告書への記入方法

申告書を記入する主婦

失業保険の認定日には、失業認定申告書を提出します。

この申告書に、アルバイトをした日と時間、収入を正確に記入しましょう。

申告書に記入する内容

✓ アルバイトをした日付
✓ 労働時間(開始時刻と終了時刻)
✓ 収入金額(税込・交通費別)
✓ 雇用先の名称と住所

記入漏れや虚偽記載があると不正受給になるので、必ず正確に記入してください。

分からないことがあれば、ハローワークの窓口で遠慮なく質問しましょう。

給与明細や契約書は保管しておく

書類を整理する主婦

アルバイトをしたら、給与明細や契約書は必ず保管しておきましょう。

ハローワークから提示を求められることがあるためです。

また、後から収入の確認が必要になった場合にも役立ちます。

少なくとも失業保険の受給が終わるまでは保管しておくことをおすすめします。

保管しておくべき書類

・給与明細
・雇用契約書
・タイムカード(コピー可)
・振込明細
・源泉徴収票

虚偽申告は絶対にNG

不正受給の危険性を理解する主婦

何度も繰り返しますが、虚偽申告は絶対にしてはいけません

「少しくらい働いたことを黙っていてもバレないだろう」という考えは危険です。

税金の記録や雇用保険のデータから、後で必ずバレます。

不正受給が発覚すると、受給額の3倍返しというとんでもないペナルティが。

正直に申告していれば何も怖いことはありません

条件を守って働き、きちんと申告すれば、失業保険を満額受け取りながらアルバイトできるんですから。

ふわママ
ふわママ

申告って面倒そう…ちゃんとできるかしら…

しごにゃん
しごにゃん

大丈夫にゃ。分からないことはハローワークで聞けば丁寧に教えてくれるにゃ。正直に申告すれば何も怖くないにゃ!

失業保険が減額されるケースと減額額の計算方法

ここまで減額されない働き方を説明してきましたが、念のため減額されるケースも知っておきましょう。

万が一減額対象になってしまったときのために。

1日4時間未満で働くと減額される

減額を心配する主婦

繰り返しになりますが、1日4時間未満働いた場合は減額対象になります。

具体的には、以下の式で減額額が計算されます。

減額額 = アルバイト収入 + 基本手当日額 – 賃金日額の80% – 控除額

控除額は1,344円(令和5年8月1日以降)です。

例を見てみましょう。

【計算例】
・賃金日額:10,000円
・基本手当日額:5,000円
・アルバイト収入:3,500円
・控除額:1,344円

計算式:3,500円 + 5,000円 – 8,000円 – 1,344円 = -844円

この場合、マイナスになるので減額はありません。

しかし、アルバイト収入が4,500円だった場合…

4,500円 + 5,000円 – 8,000円 – 1,344円 = 156円

この場合、156円が減額されます。

減額されないギリギリのラインは?

計算をする主婦

1日4時間未満で働く場合、減額されないギリギリのラインを知っておくと便利です。

一般的には、賃金日額の80% – 基本手当日額 – 控除額までなら減額されません。

賃金日額基本手当日額減額されない収入の上限
8,000円4,000円約1,056円
10,000円5,000円約1,656円
12,000円6,000円約2,256円

ただし、こんな細かい計算をするくらいなら、1日4時間以上働いた方が確実ですよね。

減額されても損とは限らない

収支を確認する主婦

もし減額されてしまっても、トータルの収入は増えることが多いです。

減額された分は戻ってきませんが、アルバイト収入があるので手取りは増えるんです。

ただし、1日4時間以上働けば減額されないのですから、やはり4時間以上がベストですね。

失業保険とアルバイト、減額されない働き方。まとめ

失業保険を受給しながらアルバイトで減額されない方法について、詳しく解説してきました。

最も大切なのは「4つの条件」を守ることです。

前向きに働く主婦

1日4時間以上、週20時間以内、契約期間31日以内、収入の適切な調整。

この4つを守れば、失業保険を満額受け取りながらアルバイトできるんです。

失業保険を減額されないための重要ポイント

1日4時間以上働く(4時間1分以上が安全)
週20時間以内に抑える(週19時間以内が確実)
契約期間は31日以内にする(単発・短期がベスト)
必ずハローワークに申告する(虚偽申告は厳禁)

失業保険を受給しながらのアルバイトは、生活費を補いながら求職活動ができるという大きなメリットがあります。

特に重要なのは、正直に申告すること

不正受給は必ずバレますし、ペナルティも非常に重いです。

働いたことを隠さず、失業認定申告書にきちんと記入しましょう。

また、1日4時間以上働くことが減額されないための最大のポイント。

週3日×5時間、週4日×4時間15分など、自分のライフスタイルに合わせてシフトを組んでみてください。

失業保険は、次の仕事を見つけるまでの大切な生活の支えです。

賢く活用して、焦らず自分に合った仕事を見つけていきましょう。

条件を守って賢く働き、失業保険も満額受け取って、理想の仕事を見つけてくださいね!

ふわママ
ふわママ

すごくよく分かったわ!これなら安心してアルバイトを始められそうね♪

しごにゃん
しごにゃん

その調子にゃ!条件を守って、正直に申告すれば大丈夫にゃ!頑張ってにゃ!

タイトルとURLをコピーしました