失業保険もらいながらバイトで「31日以上」とは?就職との境界線

お金・制度

「失業保険をもらいながらバイトしたいけど、31日以上ってどういう意味?」
「31日未満ならいいの?ちょうど31日は?」
「契約更新の可能性がある場合はどうなるの?」

失業保険を受給しながらバイトをする際、「31日」という日数が大きな分かれ目になります。

31日ルールに悩む主婦

「30日ならOKだけど、31日はNG」と聞いても、なぜ31日なのかピンと来ない方も多いはず。

実は、31日以上の雇用契約を結ぶと「就職した」とみなされ、失業保険の受給資格を失ってしまうんです。

この記事では、失業保険受給中の「31日以上」ルールの意味、31日未満と31日以上の決定的な違い、契約書の確認ポイントまで徹底解説します。

「更新の可能性ありと書かれている場合は?」「30日ならセーフ?」といった疑問にもお答えします。

失業保険もらいながらバイトで31日以上とは?基本ルール

まず最初に理解しておきたいのが、「31日以上」という基準の意味です。

これは、雇用保険制度における重要な境界線なんです。

31日以上の雇用契約は「就職」とみなされる

就職とみなされる

失業保険制度では、31日以上継続して雇用される見込みがある契約を結ぶと「就職した」とみなされます

つまり、「もう失業していない」と判断され、失業保険の受給資格を失ってしまうということです。

なぜ31日なのかというと、これは雇用保険の加入基準にもなっている日数なんです。

ふわママ
ふわママ

え?31日以上の契約をしたら、失業保険がもらえなくなるの?

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!31日以上だと「就職した」ことになって、失業保険がストップするんだにゃ!

31日未満なら失業保険を受給し続けられる

31日未満ならOK

逆に言えば、31日未満の短期契約であれば、失業保険を受給しながら働けるということです。

雇用契約期間失業保険の扱い判定
30日以下受給継続可能短期バイトとして認められる
31日ちょうど受給資格喪失就職とみなされる
31日以上受給資格喪失就職とみなされる

たった1日の違いですが、扱いは全く異なるので注意が必要です。

なぜ31日という基準なのか?

31日の基準

31日という基準は、雇用保険の加入条件からきています。

雇用保険の加入条件

1. 31日以上継続して雇用される見込みがあること
2. 週の所定労働時間が20時間以上であること

この2つを満たすと、雇用保険に加入する義務が生じます。

つまり、31日以上の契約は「ちゃんとした雇用」とみなされ、短期的な臨時バイトとは区別されるということですね。

ふわママ
ふわママ

えぇっ!?雇用保険の加入基準と同じなのね!だから31日なんだ!

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!雇用保険に入るくらいちゃんと働くなら、それは「就職」ってことなんだにゃ!

失業保険もらいながらバイト。31日以上の契約で注意すべきポイント

「31日未満なら大丈夫」と分かったところで、契約書を確認する際の注意点を見ていきましょう。

契約書の雇用期間を必ず確認すること

契約書の確認

バイトを始める前に、雇用契約書の「雇用期間」欄を必ず確認しましょう。

契約書で確認すべき項目

雇用期間:〇月〇日~〇月〇日(何日間か計算)
契約更新の有無:「更新の可能性あり」と書かれていないか
労働時間:週の所定労働時間が20時間未満か
試用期間:試用期間の扱いはどうか

特に重要なのが、開始日から終了日までの日数です。

例えば、1月1日~1月30日なら30日間なのでOKですが、1月1日~1月31日なら31日間なのでNGということになります。

「更新の可能性あり」は要注意

更新の可能性

契約期間が30日以下でも、「更新の可能性あり」と書かれている場合は要注意です。

これは、実質的に31日以上の雇用とみなされる可能性があるんです。

「更新の可能性あり」のリスク

・ハローワークが「31日以上の雇用見込み」と判断する可能性
・失業保険の受給資格を失うリスク
・事前にハローワークに相談すべき
・契約更新しない意思を明確にしておく

「更新の可能性あり」と書かれている場合は、バイトを始める前にハローワークに相談して確認しておくと安心です。

口頭での約束は危険。必ず書面で確認

書面での確認

「30日で終わりだから大丈夫」と口頭で言われても、必ず雇用契約書で確認しましょう。

口頭での約束は証拠にならず、後でトラブルになる可能性があります。

NGな例

・雇用契約書をもらっていない
・「多分30日くらいで終わる」という曖昧な約束
・「更新はしないから大丈夫」と口頭で言われただけ
・契約期間が明記されていない

雇用契約書がない、または内容が曖昧な場合は、その仕事は避けた方が無難ですね。

ふわママ
ふわママ

口頭だけじゃダメなのね…ちゃんと契約書で確認しないと!

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!後でトラブルになったら困るから、必ず書面で確認するにゃ!

失業保険もらいながらバイト。31日未満で働ける仕事の探し方

「31日未満の仕事ってどうやって探せばいいの?」

そんな疑問にお答えします。

短期バイトに特化した求人サイトを使う

短期バイトの探し方

31日未満の仕事を探すなら、短期バイト専門の求人サイトを利用するのがおすすめです。

31日未満で働きやすい仕事

単発バイト(1日限り)
日雇いバイト(数日間)
1週間~2週間の短期バイト
イベントスタッフ(期間限定)
試験監督(1日~数日)
引越しスタッフ(単発)

これらの仕事は、もともと31日未満の契約が前提なので、失業保険を受給しながら働くのに適しています。

求人に「短期」「単発」「日雇い」と明記されているか確認

求人の確認

求人情報を見る際は、「短期」「単発」「日雇い」といったキーワードが明記されているか確認しましょう。

求人情報で確認すべきキーワード

「1日OK」「単発OK」
「短期」「期間限定」
「イベントスタッフ」
「雇用期間:〇日間」と明記
「長期歓迎」「継続勤務歓迎」は避ける

「長期歓迎」と書かれている求人は、31日以上の雇用を前提としている可能性が高いので避けた方が無難です。

応募前にハローワークに相談するのもあり

ハローワークに相談

「この仕事、応募して大丈夫かな?」と迷ったら、事前にハローワークに相談しましょう。

求人情報や雇用契約書の内容を見せれば、具体的にアドバイスしてもらえます。

ふわママ
ふわママ

なるほど!短期バイト専門のサイトを使えば見つけやすいのね♪

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!短期専門なら31日未満の仕事がたくさん見つかるにゃ!

失業保険もらいながらバイト。31日以上の契約をしてしまった場合

「うっかり31日以上の契約をしてしまった!」

そんな場合はどうすればいいのでしょうか。

すぐにハローワークに報告すること

すぐに報告

31日以上の契約を結んでしまった場合は、すぐにハローワークに報告しましょう。

隠していても後でバレると不正受給になってしまうので、正直に申告することが大切です。

31日以上の契約をしてしまった場合の対応

1. すぐにハローワークに連絡する
2. 就職日として失業保険の受給を終了する
3. 再就職手当がもらえる可能性を確認
4. 今後の手続きについて相談

実は、31日以上の契約で就職した場合、条件を満たせば「再就職手当」がもらえる可能性があるんです。

再就職手当がもらえる可能性

再就職手当

31日以上の契約で就職した場合、再就職手当という一時金がもらえることがあります。

再就職手当の条件

・失業保険の給付日数が3分の1以上残っている
待機期間後に就職している
1年を超えて勤務することが確実
雇用保険に加入している
・過去3年以内に再就職手当をもらっていない

再就職手当は、残りの失業保険給付日数の60%~70%が一時金としてもらえるので、決して損にはなりません。

契約を解除できるか確認する

契約の解除

まだ働き始めていない段階なら、契約を解除できないか雇用主に相談してみましょう。

「失業保険を受給中なので、31日未満の契約にしてもらえませんか」と正直に伝えれば、対応してもらえる場合もあります。

ふわママ
ふわママ

うっかり31日以上の契約しちゃったら…再就職手当がもらえるかもしれないのね

しごにゃん
しごにゃん

そうにゃ!だから31日以上の契約をしちゃっても、すぐにハローワークに相談するにゃ!

失業保険もらいながらバイト。週20時間ルールも忘れずに

31日未満の契約でも、週20時間以上働くと失業保険が止まるので注意が必要です。

31日未満でも週20時間以上はNG

週20時間ルール

31日未満の契約でも、週20時間以上働くと「就職した」とみなされます

条件31日未満週20時間未満失業保険
パターン1受給継続可能
パターン2×受給資格喪失
パターン3×受給資格喪失
パターン4××受給資格喪失

31日未満かつ週20時間未満の両方を満たして初めて、失業保険を受給し続けられるということですね。

短期でも週19時間以内に抑える

週19時間以内

短期バイトでも、週の労働時間を19時間以内に抑えましょう。

31日未満で働く際の注意点

契約期間は31日未満であること
週の労働時間は19時間以内であること
必ずハローワークに申告すること
契約書の内容を確認すること

この2つの条件を両方守って、初めて安心してバイトができます。

困ったときの相談先

「契約書の内容がよく分からない…」「これって31日以上になるの?」

そんなときは、迷わず専門家に相談しましょう。

ハローワークで無料相談

ハローワークでの相談

失業保険に関する疑問は、ハローワークで無料相談できます。

契約書を持って行けば、具体的にアドバイスしてもらえるので安心です。

しごママで情報をチェック

しごママで情報収集

当サイト「しごママ」では、主婦の働き方に関する情報を幅広く発信しています。

失業保険の受給方法や、扶養の範囲内で働く方法、パートの税金や社会保険の仕組みなど、主婦が知っておきたい情報が満載です。

「これってどうすればいいの?」と迷ったときは、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。

失業保険もらいながらバイトで31日以上とは?正しく理解して安心して働こう

失業保険受給中の「31日以上」ルールについて、詳しく解説してきました。

前向きに進む主婦

31日以上の雇用契約は「就職」とみなされ、失業保険の受給資格を失うということがお分かりいただけたと思います。

この記事のポイント

31日以上の契約は「就職」とみなされる
31日未満なら失業保険を受給し続けられる
「更新の可能性あり」は要注意
契約書で必ず雇用期間を確認すること
短期バイト専門サイトが便利
週20時間未満も同時に守る
31日以上の契約をしたらすぐ報告
再就職手当がもらえる可能性も

31日という境界線をしっかり理解して、契約書を確認すれば、安心してバイトができます。

ルールを守って正しく申告すれば、失業保険を受給しながら収入を増やせるんです。

分からないことがあれば、迷わずハローワークに相談してくださいね。

正しい知識を身につけて、賢く働いていきましょう。

ふわママ
ふわママ

よーし!31日未満の短期バイトを探して、安心して働くわ♪

しごにゃん
しごにゃん

その意気にゃ!契約書をちゃんと確認して、ルールを守って働こうにゃ!分からないことがあったら、またしごママを見に来てにゃ!

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