「共働きで子育てするのって、やっぱり大変？」
「仕事と育児の両立、本当にできるのかな」
「夫婦で協力してるつもりなのに、なぜかうまくいかない」

共働きで子育てをしているあなた、こんな悩みを抱えていませんか？

実は、共働き世帯は全体の約65%もいるんです。3組に2組が共働きで子育てをしてる。あなただけじゃない。みんな同じように悩んで、工夫して、なんとか乗り越えてる。

でも、ただ我慢して頑張るだけじゃ、いつか限界がきてしまう。大切なのは、うまくやってる人たちがどんな工夫をしているか知ること。

共働き子育ての現実。みんなどうしてる？

まず最初に、共働き子育ての現実を見ていきましょう。

共働き世帯は全体の約65%

総務統計局のデータを見ると、全世帯の約65%が共働き。1999年以降、ずっとこの状態が続いてる。子どもがいる家庭だと、母親の72%が働いてるんです。

つまり、共働きで子育てするのって、もう特別なことじゃないんですよね。

みんなが感じている悩みとは？

ベネッセの調査で見えてきたのが、男女で悩みが少し違うってこと。女性は「自分の時間がない」、男性は「いろんな役割の両立が大変」。でもどっちも結局「時間がない」「両立がしんどい」って悩んでる。

「とにかく時間がなくて寝不足」「子どもの話をゆっくり聞いてあげられない」。こういう声、本当に多いんです。

理想と現実のギャップ

興味深いのは、男女ともに約8割が「家事・子育ては夫と妻が同等にするほうがよい」と考えているのに、その半数は「よいと思うが、そうするのは難しい」とも答えていること。

理想はあるけど、現実はなかなか厳しい。女性の家事時間は平日4時間以上なのに対し、男性は54分。この差が、多くの不満や疲労の原因になっているんです。

共働き子育てが大変な時期。3つの山を知っておこう

共働き子育てには、特に大変な時期が3つあります。

①0〜1歳半：睡眠不足との戦い

数時間ごとの授乳、夜泣き、おむつ交換。この時期は、まとまった睡眠が取れません。育休中の人が多い時期ですが、育児に休みはなく、産後の疲れとストレスが溜まりやすい時期です。

職場復帰を控えている場合、「復帰後、やっていけるのか」という不安も重なります。夫婦で協力して、少しでも休める時間を作ることが大切です。

②1歳半〜3歳：イヤイヤ期との両立

職場復帰後、仕事と育児の両立が本格的に始まる時期です。イヤイヤ期が重なると、朝の準備だけで大バトル。「着替えたくない」「これじゃない」「保育園行きたくない」。

時間がないのに、子どもは全く言うことを聞いてくれません。仕事に遅刻しそうになり、焦ってイライラ。この時期は、夫婦どちらか一方に負担が偏りやすいので要注意です。

③小学校入学後：学童と習い事の調整

小学校に入ると、保育園とは違う大変さが出てきます。学童の終わる時間が早い、宿題を見る必要がある、PTAや学校行事への参加。習い事の送迎もあります。

子どもが留守番をする時間が増え、「一人で大丈夫か」と心配になることも。学童に入れなかった場合は、さらに大変です。この時期は、家族以外のサポートも積極的に使う必要があります。

共働き子育てを乗り越える6つのコツ

大変な共働き子育てを乗り越えるには、工夫が必要です。

①家事分担を明確にする

「できる方がやる」は、結局どちらかに偏ります。家事をすべて書き出して、分担を明確にしましょう。夫は朝の保育園送り・ゴミ出し・食器洗い、妻は夕方のお迎え・夕飯作り・洗濯、のように決めます。

ポイントは、お互いの好き嫌いも考慮すること。食器洗いが苦にならない夫、洗濯が好きな妻、という具合に、得意なものを担当すると負担感が減ります。

②夫婦のコミュニケーションを大切にする

忙しいと、夫婦の会話が業務連絡だけになりがちです。朝か寝る前の10分だけでも、お互いの話をする時間を作りましょう。「子どもが逆上がりできるようになった」「上司にちょっと怒られた」など、内容は何でもOK。

一緒に子どもの成長を喜んだり、励まし合ったり、夫婦が支え合っている実感を持つことが大切です。LINEで報告し合うのも良い方法です。

③完璧を求めない

すべてを完璧にこなそうとすると、必ず限界がきます。「手を抜けるところは抜く」が鉄則。掃除は週末だけ、夕飯は週2回は惣菜、洗濯物は畳まずにハンガーのままクローゼットへ。

こんな風に、やらなくてもいいことを決めましょう。子どもとの時間の質を重視し、量は気にしすぎない。これだけで、心の余裕が全然違います。

④祖父母や支援サービスを頼る

「子育ては親がするもの」と思い込んでいませんか？祖父母、ファミリーサポート、ベビーシッター、家事代行、積極的に頼りましょう。

実は、祖父母の約7割が「孫の世話は大変だが、娘や息子のためには引き受けるべき」と考えているというデータもあります。頼られることを待っている人は、意外と多いんです。

⑤自分の時間を確保する

自分を犠牲にして頑張りすぎると、心が壊れます。月に1回、3時間だけでもいいので、自分だけの時間を作りましょう。美容院に行く、カフェでぼーっとする、友達とランチする。

何でもいいんです。自分をケアする時間があると、また頑張れます。夫婦で交代で自分の時間を持つのもおすすめです。

⑥子どもとの時間は「質」を重視

「子どもと過ごす時間が短くて申し訳ない」と悩む必要はありません。大切なのは時間の長さではなく、質です。短い時間でも、子どもの話をしっかり聞く、一緒に遊ぶ、ギュッと抱きしめる。

そうすれば、子どもは愛情をちゃんと感じます。「働くって楽しそうだね」と子どもが言ってくれたら、それは最高の褒め言葉です。

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共働き子育てで使える支援制度・サービス

共働き子育てをサポートする制度やサービスは、たくさんあります。

①延長保育

保育園の標準時間を超えて預けられるサービスです。朝や夕方の時間延長が可能。残業がある日、通勤時間が長い人には必須のサービスです。施設によっては、補食や夕食が出ることも。事前に登録が必要なので、入園時に確認しておきましょう。

②ファミリーサポート

自治体が運営する、子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人を繋ぐサービスです。ベビーシッターより安価で、短時間でも依頼できます。保育園の送迎、子どもの一時預かりなど、柔軟に対応してもらえます。事前登録と面談が必要なので、早めに登録しておくと安心です。

③ベビーシッター

自宅で子どもを見てもらうサービスです。残業や休日出勤、子どもの病気の時に便利。定期的に同じシッターさんに来てもらうと、子どもも懐き、安心して預けられます。料金は1時間2,000〜3,000円程度。企業によっては、ベビーシッター補助がある場合もあります。

④家事代行サービス

掃除、洗濯、料理などを代行してくれるサービスです。週1回2時間で月4万円程度。高いと感じるかもしれませんが、その分子どもとの時間が増え、心の余裕も生まれます。繁忙期だけ利用するのもおすすめです。家事の負担が減るだけで、夫婦喧嘩も減ります。

共働き子育てのメリット。大変だけど得られるもの

共働き子育ては大変ですが、得られるものもたくさんあります。

世帯収入が増える

二馬力で働けば、世帯収入がアップします。子どもに好きな習い事をさせたり、希望の進路を選ばせてあげたり、教育における選択肢がグッと広がります。旅行や外食も、罪悪感なく楽しめます。経済的な余裕は、心の余裕にもつながります。

子どもが自立する

共働き家庭の子どもは、自分のことは自分でやる習慣が身につきます。「ママがいないから、自分で準備しなきゃ」と考えるようになります。朝の支度、宿題、習い事の準備など、小さいうちから自立心が育ちます。「ご飯作ってくれてありがとう」と感謝の言葉を言ってくれる子に育つことも。

働くことを前向きに捉える

両親が働く姿を見て育った子どもは、「働くって楽しそうだね」と仕事を前向きに捉えます。将来、仕事と家庭を両立する力も自然と身につきます。特に、父親が家事育児をする姿を見ている子どもは、「パパも家事をするのが当たり前」と考えるようになります。

共働き子育て。まとめ

共働きで子育てをするのは、決して楽ではありません。

でも、工夫次第で乗り越えられます。そして、大変な分だけ、得られるものもたくさんあります。

全世帯の約65%が共働きで子育てをしています。あなただけじゃない。みんな悩みながら、なんとか頑張っています。

大変だけど、きっと大丈夫。あなたなら乗り越えられます！